ジョシュア、サウジ経由米行きのはずが英にUターン。
こちらもサウジネタです。
"CLASH ON THE DUNES"(砂丘の激突)と題されたヘビー級3団体統一タイトルマッチ、ジョシュアvsルイス戦。名前の通りサウジアラビアで開催されましたが、結果はジョシュア選手の判定勝ち。前回一発KOで番狂わせを喫した反省から、終始距離をとってポイントを稼ぐ試合運びだったとのこと。
そのため内容に不満も出ているようですが、何が何でも勝たねばならない試合。本来ならば前回の勝利を手みやげにイギリスからアメリカに乗り込むはずだったのです。それは、DAZNと提携するプロモーターのマッチルームとしても宿願でした。
イギリスではSky SportsのPPVで放送されたこの試合、約160万人が購入し、約4,000万ポンド(57億円)を売り上げたとのこと。購入人数ではイギリスの新記録だったそうです。
また、海外のジャーナリストの方のツイートによると、DAZNでの視聴者数は約180万人で、試合当日に20万人が新規登録した(そのほとんどがアメリカ)とのこと。
ご存じの通り日本ではDAZNてはなくWOWOWで放送されたわけですが、それを考慮すると信じていいのかよくわからない数字。DAZNの全世界の会員数が約800万、日本が約200万と仮定すると、差引き600万人のうち180万人が見たことに。約3割とは驚きです。
もちろん新規会員の多くが無料お試し期間のうちに退会するのでしょうが、定期的に好カードを提供できれば当然その割合は下がっていくはずです。
Sources: #RuizJoshua2 pulled in around 1.8 million viewers across DAZN’s nine markets, and approximately 200,000 new subscribers, with most of those sign-ups coming from the U.S.
— Mike Coppinger (@MikeCoppinger) December 10, 2019
ということで、改めてアメリカ進出と行きたいジョシュア陣営ですが、4団体統一を目指すとしても残りひとつのワイルダー選手は最近試合をしたばかり。しかも劣勢から逆転KOというジョシュアとは対照的な派手っぷり。
また、次の試合も決まっていることやプロモーターが異なることもあって、そう簡単には試合が決まらなそうです。
よって、次戦はアメリカではなく地元イギリスでの開催が濃厚とのこと。場所としては今年新たに完成したプレミアリーグ・トッテナムのホームスタジアムが候補にあがっているそうです。
アメリカで1万人規模の会場でやるよりも、ロンドンで6万人規模の会場でやったほうが観客収入もPPV収入も見込めそう。もちろん相手にもよりますが、名よりも実、急がば回れってことですかね。
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