日経「NETFLIX革命」になぜかDAZNも登場。

日経新聞に連載された記事「NETFLIX革命」。文字通り、動画ストリーミングサービスの「黒船」であるNETFLIXを取り上げた良質の記事ですが、同じ黒船つながりということで、なぜかDAZNに触れた章があるので紹介しておきます。

第1回と2回は「全裸監督」。第3回はアニメについて書かれており、多額の予算をつぎ込んでオリジナルコンテンツで勝負するNETFLIXの姿勢が描写されておりますが、果たしてDAZNの評価はいかに。

なお、こちら有料記事ですのでご容赦ください。
まず、内容としてはNPBの話題に終始しておりました。

今年こそはNPB12球団をコンプリート。DAZNの戦略は実に明解。現状で新規顧客をもっとも呼び込めるコンテンツであることは疑いの余地なし。でもそれゆえに壁は高い。1球団でも拒否されれば終わりなのですから、相手もさまざまな条件を突きつけてきます。

そんな厳しい情勢の中、昨年はついに巨人を口説き落とすことに成功しましたが、広島とヤクルトが離脱したためコンプリートには失敗したことはご存知の通りです。今年もこの2球団をどう攻めるにかなりのウェイトが割かれます。(他球団についても鉄板とは限りませんが)

さて、過去の報道と照らし合わせていくつか気になった点がありますので触れておきます。

まず、巨人との提携ですが、映像の配信権料については日本テレビに支払われ、球団とはスポンサー契約という認識でしたが違うのでしょうか。あまり球団に対して巨額が動くと他の球団は面白くないでしょうし、メンツを立てる意味でもこのようなスキームにしたと記憶しているのですが…

なお補足として、「G+」のロゴを画面に入れるという件については、かつてスポナビライブがヤクルト戦に「フジテレビONE」のロゴを入れていた前例があります。この時は見逃し再生なしというキツい条件でしたが、DAZN移行後はその制限も取り払われ、いい方向に進んでいたと思ったんですけどね…

もう一点は、広島とヤクルトについてスカパーがDAZNから「配信権を奪った」と記載されているのが気になります。

もともとこの件は、スカパー加入者への付加サービスとしてネット同時配信を認めるかという話であり、球団とテレビ局(JSPORTSおよびフジテレビ)が認めれば可能なはず。つまりスカパー単体の問題ですから、DAZNと「奪い合う」関係ではありません。

とくに広島は地元局への配慮から「広島県内からのアクセスをブロックする」ことを条件としていますが、その条件をのんだサービスでは配信できてるわけです。JSPORTSオンデマンドしかり、ひかりTVしかり。一昨年までのDAZNもそうでした。

一部の報道で、このジオブロックの条件をDAZNがのめずに交渉が破綻した…というのがありましたが、過去の実績もありますし、また阪神からの「5分ディレイ」という条件ものんでますから、コンプリートという大義の前では弱いです。広島側としては、一度OKを出してはみたものの何かひっかかるものがあったのでしょう。

ヤクルトについては株主でもあるフジテレビとの関係、そして昨年スポンサーになったミクシィとの関連も気になるところですが、地上波ではやらない、BSでもあまりやらないコンテンツなだけに持て余してる感はあります。
昨年配信した自前サービスのFODにどれだけ新規会員を呼び込めたか。継続率はどの程度か。そういった具体的な数字を掲げながらタフな交渉を続けることになるでしょう。

個人的にはせっかく「プロ野球ニュース」という優良コンテンツを持っているのに活用しないのはもったいないと思ってますが…

まぁ、スカパーに月4,000円ほど支払っても見たい人が多いことは確かですし、DAZN登場以前はそれが当然でしたから、我々の金銭感覚がおかしくなっているのかもしれません。
2,000円弱でNPBもJリーグもすべて見られるサービスは夢ですが、それが適正な価格であるのかも同時に問われることになります。

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