GCN、ダウンアンダーで勇み足。でも期待？

自転車の「ツアー・ダウンアンダー」をライブ配信するとGCN Japanのツイッターが発表していたのですが、いざ始まってみるとジオブロックがかかっていて観られなかった…というのが本日の話題です。

DAZNが購入しなかったレースなら嬉しい限りでしたが、ダウンアンダーはJSPORTSが放送するレースであり、権利関係はどうなってるの？と思うのが自然かと思うのですが案の定。先立って開催された女子レースについては日本からも観られましたので、男子もと勘違いしてしまったようです。

ダウンアンダーの公式サイトによると、女子レースはヨーロッパだとGCNで配信とありますが、日本についての記載はなく。でも観られたわけですから、同様に期待するのも分からないわけでもありません。

男子はヨーロッパおよびアジア太平洋の16か国でGCNが配信。やはり日本ではJSPORTSでした。

とはいえ、このエリアはユーロスポーツ(ヨーロッパおよびAsia Pacific)のサービス対象国と重なること。そして、ユーロスポーツとGCNはともにディスカバリーを親会社としている共通点があります。本来ならばユーロスポーツが獲得すべきところを、GCNにいわば「譲った」形です。

ユーロスポーツは有料でGCNは無料、という大きな違いもあり、シーズン開幕戦ということでディスカバリー側が何らかの施策を試しているとみるべきなのでしょう。

昨年開設されたGCN Japanチャンネルでは、ライブ配信こそなかったもののハイライトを配信中。日本語のナレーションも付けられており、今後の展開に期待したいところ。ユーロスポーツが放映権を持っており、かつDAZNが手離したレースについてどんな動きをするかに注視です。

※早速ではありますが、ブエルタ・ア・サンフアンの配信があるみたいですよ。第1ステージは1/27 朝7時から。

なお、ジロやフランドルなどの日本向け放映権はユーロスポーツではなくIMGにあります。IMGについては自らが手がける「inCycle」があり(DAZNでも1年だけ配信してましたね)、そこでハイライト等が流れることが期待されますが、ライブとなるとやはりどこかが権利を購入してくれないと…ということになります。