Disney+がクリケットを引っ提げてインド進出。

ディズニーの決算の話を先日取り上げましたが、この席で同時に発表されていたのが、3/29にインドでDisney+をローンチするという話です。

地元最大の衛星・CATV局であるスター・インディアの傘下にあるOTTサービス「hotstar」と共同で展開するとのことですが、さかのぼればスター・インディアもディズニー傘下なので、そこに乗せるということです。もとはFOX傘下でしたが、例の買収でディズニーの手に落ちたのでした。
Disney+自体はスポーツのコンテンツを保有せず、また今後も保有する予定はないとのことですが、hotstarを通じて豊富なスポーツが配信されることになります。

その中にはインドで大人気のクリケットが含まれます。3/29という日付はインディアン・プレミアリーグ(IPL)の開幕日だそうで、そこに合わせて一大キャンペーンを張るのですね。
スター・インディアは2018年にIPLと5年2,800億円の巨大契約を締結。また、インドのクリケット協会とも同様に5年1,000億円で契約しました。おかげでIPLでプレーする選手の年俸も高騰し、平均額ではNBAに次ぐ規模になってるのだとか。

また、IPLの入札に参加したとされる企業を見るだけでも、インド市場がどれだけ魅力に映っているのかがわかります。
Amazon
BT Sport
Facebook
Perform Group (現DAZN)
Sky Sports
SONY Pictures Entertainment
twitter
これらの名前のほか、インド国内の通信会社も複数参加しています。中国がネットを規制している中ではインドが最大のマーケットなのですから、クリケットだけでなく他のスポーツでも同様な争奪戦が行われることでしょう。

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