プレミアリーグも独自OTTサービスを検討。

「PREMFLIX」とはなかなか刺激的な見出しですね。

自前のOTTサービスを構築する動きはさまざまな競技に及んでいてトレンドとなっておりますが、世界有数の規模を誇るプレミアリーグも参入となるとそのインパクトははかり知れませんし、逆にリスクも大きい。
現在の放映権契約は国内・国外ともに2019-20シーズンからの3年契約が基本となっているので、次のサイクルは2022-23シーズンから。このときにいくつかの国を対象に実験が行われることになるでしょう。

従来の放映権ビジネスでは、購入した放送局なりOTTサービスなりの他のコンテンツも込みで視聴者が料金を支払っているわけで、結果的にイギリス国内だとSky・BT・Amazonの3社と契約する必要があり、そのコストは最大で月76ポンドに達するとのこと。

それとは対照的に、自前のOTTはいわゆる直販であり、プレミアのコンテンツのみを視聴者に届けることができ、そのぶん負担は軽減されます。また、過去の試合などのアーカイブ映像も提供できます。

ただし、これはあくまでプレミアからの視点。視聴者はプレミアだけを観ているわけではなく、FAカップもCLも代表戦も観ているわけです。もちろん他の競技を観ている人もいます。

これらの主催団体がみんな自前のOTTに流れ込むとどうなるか。視聴者は絞り込みをせざるを得ません。個別最適の集合体は全体最適とはならないわけです。

それゆえにプレミアほどの力を持っているところがこの検討を始めることには他のサービスにとっても相当な脅威になり得ます。

もうひとつ、自前でOTTを始めることで起こる変化として、世界中どの国でもほぼ同じ料金設定になるであろうことがあげられます。この点についてはまた別の記事で取り上げることとしましょう。

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