ラグビー界の流れはヨコからタテへ。

ラグビーの欧州6か国対抗戦・シックスネーションズ。ここに南アフリカが参加を希望しているとの記事が。南アフリカは南半球の4か国対抗戦・ラグビーチャンピオンシップに参戦しているため、移籍となると世界のラグビー地図に激震が走ります。

現時点ではヨーロッパ側が否定的であることや、放映権も含んだ契約の問題から実現する可能性は低そうですが、スーパーラグビーにおいても各国の足並みが揃っていない現状をみると、将来への含みは残ります。
スーパーラグビーから除外された南アフリカのチームがヨーロッパの「Pro14」に参戦していることも背景にあげられます。

オーストラリアやNZに移動するよりも、ヨーロッパに移動したほう時差が小さいわけで、時差ボケもないし何よりもテレビ中継がしやすいメリットがあるのですね。

オーストラリアやNZとしては同様に時差が小さい日本や南太平洋諸国に目を向けています。サンウルブズは除外が決まってしまいましたが、ワールドカップの盛況と日本の躍進により状況は変化しています。

ヨコを向くか、それともタテを向くか。各国の意識が今後問われることになります。

畠山が北米プロリーグMLRデビュー! ムタワリラ、ノヌーなど世界的スターも参戦 | ラグビーリパブリック

 北米最高峰プロリーグであるメジャーリーグラグビー(MLR)の2020シーズンが、現地時間2月8日にキックオフとなった。 発足から3季目となる今年は3チームが新たに加わり、計12チームで5月末までレギュラーシーズンがおこなわれる(プレーオフは6月に開催される予定)。 昨年はシーズン終盤にNECグリーンロケッツのPR瀧澤直がオースティン・エリート(現 オースティン・ギルグロニス)に加入し、日本人初のMLRプレーヤーとなって3試合に出場したが、今年は日本代表78キャップを誇るPR畠山健介がボストンを拠点とするニューイングランド・フリージャックスに入団。34歳でアメリカに渡り挑戦を続ける畠山は、現地時間9日にラスベガスのサム・ボイド・スタジアムでおこなわれた開幕節のラグビーユナイテッド・ニューヨーク戦に背番号3をつけて先発し、34-14の勝利に貢献した。 アメリカ、カナダはラグビー界にとって成長が期待される大きなマーケットであり、畠山以外にも、MLRには多くのインターナショナルプレーヤーが参加するようになった。 最もホットなビッグネームは、昨年のワールドカップで優勝を成し遂げた南アフリカの英雄、テンダイ・ムタワリラで、南ア代表"スプリングボックス"で117キャップを重ねた怪力プロップはワシントンを拠点とするオールド・グローリーDCに加入した。スプリングボックスからは退くことを表明した34歳のムタワリラだが、アメリカで輝き続けることだろう。 サンディエゴ・リージョンにはニュージーランド代表"オールブラックス"の中心選手として2011年と2015年のワールドカップ連覇を遂げたレジェンドCTB、マア・ノヌーが入団している。 元フランス代表のCTBマチュー・バスタローはラグビーユナイテッド・ニューヨークとサインし、畠山などを擁するニューイングランド戦で13番をつけてデビューを果たした。 瀧澤がいたオースティンには、オーストラリア代表121キャップの万能BKアダム・アシュリークーパーや、元ニュージーランド代表のWTBフランク・ハライ、トンガ代表の司令塔であるSOカート・モラスなどが新加入している。 シアトル・シーウルブズは、アルゼンチン代表として昨年のワールドカップでも奮闘した経験豊富なバックロー、フアン=マヌエル・レギサモンを獲得。

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タテという話でいくと、アメリカが今後台頭することになるでしょう。プロリーグのMLRが発足し、将来的にはワールドカップの開催にも期待が持てます。

アメリカでフットボールと言えば当然アメフトとなりますが、MLSも着実に伸びていますし、フィジカルオバケがたくさんいる国です。アルゼンチンやウルグアイといった南米のラグビーが盛んな国からも有望な選手が流入してきます。日本もうかうかしてられないのです。

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