実況アナの仕事も回復中。求む適材適所。

コロナ禍で失われたスポーツ関連の職業として、実況アナウンサーもあげられます。いわゆる局アナであればニュースを読むなど別の業務もありますが、最近はスポーツ専門のフリーアナが増えているだけにますます大変です。

しかし、ようやく仕事が戻り始めそう。そして新たな挑戦をする人もいます。本日の横浜vs.日本ハム戦では永川亮太アナがプロ野球の実況デビュー(DAZNで中継)。大学野球やソフトボールなどで経験を積んできたそうですが、改めて多くの視聴者に接することとなります。
現在一時的に仕事が減っている状況ですが、スポーツメディアの増加によって、実況ができるアナウンサーの育成は急務となっています。

それと同時にフリーアナも細分化が進み、サッカー専門とか野球専門といった人も出てきました。ファンも汎用的な局アナより専門性のあるフリーアナを支持する傾向が高まっています。「実況」に求められる仕事は格段に高度化しました。

少し前にさかのぼりますが、DAZNのボクシング中継で日本テレビの鈴木健アナが実況を担当しました。フリーにはなっていません。WOWOWでもボクシングを担当しており、局に在籍しながらスペシャリストとして起用されたようです。

ベテランの局アナは管理職となり、現場に出る機会は減りがち。それゆえ現場を求めてフリーに転身する人も多いですが、会社に属しながら他社の仕事ができる制度はありがたい。結婚式の司会とかならともかく、他局に出演するのは通常レアケースです。
ということで、日テレの子会社が運営している「MAXキャスティング」という事業があります。これはアナウンサーのキャスティングを仲介するサービスであり、局アナも事務所に所属する人も、さらには個人で活動している人もすべて束ね、クライアントの要望に応じた人材を提案します。

このシステムを聞いて思い出したのがアニメにおける声優のキャスティングでした。オーディションで決めたり、監督などが指名して決めることもあるのですが、声優事務所の中にキャスティングを担当する部門があり、そこでは他の事務所に所属する声優も含めて提案を行っています。

そういえば人材育成もかたやテレビ局が設立したアナウンススクール、かたや声優事務所の養成所と共通点がありますね。

局アナ不在論も囁かれる中、今後ますますフリーの人材が重用されていくでしょうし、かといって局アナがなくなるわけではありません。どちらの道を選ぶにしろ、定年まで、そして定年後を見据えたキャリアプランが求められることになります。

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