徳光さん、昭和プロレスを語る。
スポーツが続々と開催中止に追い込まれている現在なので、あえて過去を振り返ってみるのもよいのではないかと。
ということで、プロレス実況の草分け的存在でもある、あの徳光和夫さんのインタビュー記事をご紹介します。といっても、インタビュアーの語りのほうが長いような気もするのですが、それはそれで「受けの美学」だと解釈しましょう。
いまは情報があふれる時代。プロレスに流れる文脈はどんどん複雑になっています。また、コンプライアンスが浸透する中でかつてのような無茶はやりにくくなっていますし、反社会勢力とのつながりについては触れざるを得ません。
コンプライアンスという面でWWEの話をすると、WWEは上場するにあたって経営の透明化を行い、プロレスにとって大事なあるものを公表しました。それが何であるかはあえて触れませんが、よくも悪くもそんな世の中です。
徳光さんの語りはもちろん懐古的な側面もあるのですが、シンプルで豪快だった昔のプロレスの魅力を伝えており、筆者も子供の頃の純粋な気持ちを少しだけ思い出しました。大人の事情を楽しむというブログのコンセプトとは真逆です。
もう一人の偉大な語り部である古舘伊知郎さんとは立教大学の先輩後輩であり、常に交流があるそうで。日テレジータスで放送されている「プロレス自慢できる話」でも共演されておりました。
当ブログ的な視点からすると、日テレで中継されていたプロレスがNET(現在のテレビ朝日)でも中継されるようになり、やがて馬場の全日と猪木の新日に分裂していく過程に興味を持ちますが、テレビ局がスポーツを育てることの意義と、それにともなう副作用は令和のいまだからこそ改めて問われる必要があると言えるでしょう。
プロレス語りと言えば、Amazonプライムで配信されている「有田と週刊プロレスと」もありますね。いまだからこそこういうコンテンツに触れてみるのもよいかと思います。
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