スペインDAZN、1周年を振り返るも嵐の2年目へ。

突如グローバル展開を見せ始めたDAZNではありますが、国ごとの展開を忘れたわけではなく。2/27にはスペインが1周年を迎えたとのことで、この1年の振り返り記事がリリースされています。

1年間の総視聴時間はおよそ4,900万時間。集計期間がずれるためあくまで参考ですが、昨年の全世界での総視聴時間はおよそ5億時間なので約1割を占めています。また、日本は1.43億時間なので約1/3となります。
競技別では参入時のキラーコンテンツだったMotoGPがトップ。試合別でもカタルーニャGPがトップとなっています。

それに続くのがユーロリーグバスケと、新たに権利を獲得したコパ・デル・レイ。試合別の2位は永遠のライバル、レアルvs.バルサ戦なのですが、こちらはサッカーではなくバスケということになります。

2年目のスペインDAZNですが、新型コロナウイルスの猛威を浴びている現状です。まずMotoGPの開幕戦が中止(Moto2と3は開催)されたことに始まり、コパ・デル・レイの決勝戦も延期。ユーロリーグバスケではレアルの選手の感染が発覚してしまいました。スペイン国内での感染者増加は止まりません。

頼みの綱はユーロスポーツとの提携で確保したコンテンツですが、その影響は世界レベルとなり、そしてその先には東京五輪も待っています。いまはただ嵐が通りすぎるまで耐えるしかない時期です。
少し先の話もしておくと、再来季(2021-22シーズン)からの欧州CLの放映権について入札が進んでおり、DAZNはドイツでの獲得が明らかとなっていますが、スペインでも入札に参加するとのこと。

ただ、この混乱の中でスポーツメディア全体の収益が不安視され、将来への投資に振り向ける余裕があるのかが懸念されます。損失の見積りができない状況で入札を行うこと自体の意義も問われ、延期も充分考えられるところです。
先の振り返りについては日本のものと比較してみるのもよいかと思います。

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