2021WBC中止。次回はもうないかも。
来年3月に開催予定だったWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)が中止されると報道されています。
2023年以降に延期という報道もありますけど、postpone(延期)ではなく、cancellation(中止)という表現が使われていますので、当記事では中止として扱います。
中止となっているのはMLBと選手との労使協定が2021年で切れることに由来しており、新たな協定が結ばれるまでは開催を明言できません。
本来ならすでに予選が始まっているはずでしたが、こちらもめどが立っておらず、2022年に予選→2023年に本戦というスケジュールがいちおう見えておりますが、こちらも現時点では推測の域を脱しません。
そもそもMLB側にやる気があるのか、という話から始めないといけないのかもしれません。2017年大会は収益の分配方法に対して日本が不満をのべボイコット寸前に。2021年大会も開催せずそのまま廃止になるのでは?と囁かれておりました。
いろんな方向からやる気のなさは伝わっており、2017年大会の米国内での放映権はESPNがスペイン語放送のみ購入した程度で、自前のMLB Networkでの放送になっています。
ちなみに日本向けは電通で、それ以外はあのMP&Silvaが代理店だったのですが…2021年はどうする気だったんでしょうね。
話のついでとして、MLBの日本向け放映権の話を書いておくと、電通が購入してNHKや民放キー局、JSPORTS、そしてDAZNに販売しております。金額は推定で年6,600万ドルとも。
キー局の中では日テレが契約しなかったという話も知られてますね。そのため日テレのスポーツニュースではMLBの映像が使えなくなっています。
この契約は2016年からの5年契約なので、すなわち今年で終わり。来年からはどんな体制になるのやら。日本人選手の活躍次第でもありますが、大きな変動が起こりそうな予感です。
もっともいまはそんなことを考えている余裕はなく、いかにしてシーズンを終えるか。アリゾナやフロリダでの集中開催案が出るなど、もうしばらくは混乱するのでしょう。
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