放送局救済企画。アーカイブ映像が期間限定でほぼフリー。

世界中の放送局がコンテンツ不足に悩んでいます。新たな収録が難しく、日本でも再放送や総集編が増えていることはご存知の通り。

とくにスポーツに特化したところは相当な打撃を受けていることは容易に想像され、ただでさえ減っている視聴者を少しでもつなぎとめるために、番組表の穴を埋めねばなりません。

そのためには映像の著作権を持つ主催団体などの協力が必要です。過去のアーカイブ映像については、契約内容にもよりますが放映権料とは別に使用料が発生することがあります。でも、ライブ映像が提供できない現状ではそんなことを言ってる場合ではありません。共存共栄が求められます。
EBU(欧州放送連合)で番組送信サービスを提供するユーロビジョン・サービスは新たに「WorldFeed+ Sports」というサービスを開始。8月までの期間限定で、スポーツ団体から提供を受けた映像を送信するとのこと。料金は技術料のみの安価な水準に設定されています。

EBUの加盟を問わずどの放送局でも利用することができ、映像にはFIFAワールドカップや世界陸上、ツール・ド・フランスなどが含まれる予定だとのこと。

EBUには多くの公共放送局が加盟しており、自らの使命をふまえた行動をとったと言えるでしょう。ただ、既存のライツホルダーへの配慮は当然あり、提供される映像はハイライトなど編集済みのもののようです。
ということで、詳しい説明を見つけたので読んでみました。1日8時間分のコンテンツを月~金曜に配信します。料金はアジア向けだと週600ドルまたは月1,800ドルとのこと。

最初の週の番組表も提供されています。日本的にはどうなんでしょうか。羽根田選手が活躍するカヌー・スラロームあたりは見たい気がしますが。先にあがったビッグイベントの名前は見つかりませんでした。

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