Apple、VR配信技術の企業を買収。

VRによるスポーツなどの配信を手がける「NextVR」社をAppleが買収したとのこと。推定金額は約1億ドルとされています。

コロナ渦によっていつ観客を入れられるのか、満員にできる時が来るのか、現時点ではまったく見通しが立ちません。そんな中で必然的にVR技術への注目が高まることとなりますが、この時期に買収が成立するというのはタイミングがよかったと言えるでしょう。交渉はもっと前からしていたでしょうし。
Appleが今後どのように収益化していくのか。ハードウェアとコンテンツをセットで売り込むお得意の手法を貫くのか。スポーツに限らず音楽ライブなど、現在開催できないでいる大規模イベントすべてに応用が広がるでしょうから、イベントのあり方自体がアフターコロナで大きく見直されることになります。

ただ、Appleがスポーツ放映権ビジネスに乗り出すかと言われると美妙。すでにNextVR社は多くのパートナーと組んで配信を行っており、例えばNBAだとリーグパス購入者向けのサービスとして提供されています。

VR専用の放映権だけ切り出してAppleが独占する…という考え方もありますけど、コスト的に割が合うのかどうか。まずはハードウェアから普及させるいつもの作戦で行きそうな気がするのですが、さていかがでしょう。

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