打ち切りリーグ・アン、放映権料割引で決着。

欧州5大リーグで唯一シーズン途中での打ち切りとなったフランスですが、当然ながら未消化分の放映権料は割り引かねばなりません。1部に相当するリーグ・アンは380試合中279試合が開催され、全体の73.4%に相当します。
国内向け放映権はCanal PlusとbeIN Sportsが保有しており、2社合わせての放映権料は年間で約7.5億ユーロとのこと。内訳は不明ですが、前者が約3億ユーロと推定。また金額には2部リーグの権利も含まれます。

両社とも4/5が期限だった分割払いを保留していたのですが、Canal Plusは7,300万ユーロ、beIN Sportsは1,060万ユーロを差し引いた金額を支払うことで決着したそうで。割引率に換算すると約11%になるので、相当譲歩した感があります。
国外向け放映権もbeINが保有していますが、年8,000万ユーロのうち1,850万ユーロの削減で合意した模様。こちらの割引率は約22%となります。

この割引率はおそらくbeINを通じて放映権を購入した他国の放送局にも準用されるはずで、そうなると日本ではDAZNが同様の割引を受けることになると思われます。

再開を決めた他のリーグでも割引を求める声はあがっており、今後も似た話はどんどん上がってきます。放映権料への依存が高まるほど、こうなることは避けられないのです。

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