RIZINが悲鳴。ONEはリストラも10億$調達?

総合格闘技・RIZINの榊原CEOがTwitterで悲鳴をあげております。コロナ禍で3大会を自粛し、7億円の売上が吹き飛んだとのこと。これは生々しい数字ですね。

選手も多くがワンマッチごとの契約になっているでしょうから、まさに死活問題です。このツイートに呼応した選手たちが「ファイトマネーなしでもやりたい!」と書いてたりしますけど、闘志だけでは食べていけないのでなんとかせねばと。
とにかくイベントの規模が派手。大きな会場で開催し、地上波でも放送されているだけに、動くカネが段違い。それが、今後しばらく最大5,000人しか入れられないとなれば、ビジネスモデル自体が行き詰まり。外国人選手が多いことも弱点になってしまいました。

すぐに効く処方箋はないのですが、しばらくは小規模での開催でつないでいくしかなさそうです。とにかく我慢のローコスト運営。

あとはフジテレビやPPVを販売しているスカパー・GYAOがどこまで協力してくれるかですが、派手じゃないRIZINとは果たしてRIZINなのか。もはやアイデンティティの問題でもあります。
同じく活動停止中のONE Championshipは従業員の20%を削減すると同時に、増資で7,000万ドルを調達したと発表。だったらリストラしなくても…と思うのは当然のことで、まだ累積の赤字が残っているのかもしれません。

CEOはこの先数年分の現金を確保済みであり、将来10億ドル規模の投資をする準備があるとしていますが、中身が見えにくい新興企業なだけにどこまで信じてよいのか。

シンガポールを拠点とするだけにRIZIN以上に国内の選手がいないのは辛いところ。もう少し移動の自由が緩和されないと先は見えてきません。 

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