DAZNグローバル展開、ようやく12月開始。

コロナ禍でDAZNが受けたダメージは会員数減だけではなく、ボクシングを中心に据えたグローバルでのサービス提供プランも大幅に狂わせました。現在の会員も未来の会員も消えてしまったのです。

ボクシングの興行が少しずつ再開し、7月にはβテストにこぎつけていましたが、大会数が確保できないうちは正式サービスに移行することもできず…遅れに遅れ、12/1から課金を開始すると発表されました。当初は5月開始を予定していたので実に7か月遅れです。
ライブ配信は12/5(現地時間)に開催される人気者のライアン・ガルシア戦。ゴールデンボーイの興行です。12月にはもうひとつ、12/12のジョシュア戦も組まれています。こちらはマッチルームの興行ですね。

マッチルームはDAZNの地元・イギリスではSky Sportsと組んでいるため、やはりと言うかイギリスでの配信はないとのこと。やや拍子抜けではありますが、分かっていることなので仕方ありません。

初月の料金はイギリスでは1.99ポンド、ユーロ圏では1.99ユーロ。その他の地域ではこの水準を超えない程度に設定されるとのこと。来年1月にはボクシング以外も含んだ新たなコンテンツを提供予定で、その時の料金は改めて発表されるそうです。

なお、日本のDAZNはとくに変化はなく、これらのコンテンツは通常料金の中で提供される見込みです。
DAZNの公式YouTubeにも告知の動画があがっていますが、「DAZN USA」だったチャンネル名が「DAZN Boxing」に変更されています。

確かにボクシング関連の動画しかあがってませんでしたが、そういう使いまわしもありなんですね…
YouTube関連では、DAZN Thailandチャンネルが「Goal Thailand」に変更されたことも合わせてお伝えします。

タイは日本とともに欧州CLの放映権をリリースした国であり、また国内リーグの入札にも敗れたことからサービス提供は無理となっていました。これで明確にギブアップの意思表明をしたと言えます。

Goal.comもDAZNから切り離されて売却されることが決まっているため、今後は独立したメディアとして歩むことになるのでしょう。

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