NBA、MLBの視聴率苦戦。NFL一人勝ち?

コロナ禍でさまざなスポーツのカレンダーが乱れ、結果として複数の人気スポーツの日程が重なる。そうなれば明暗が分かれてしまうことになります。

アメリカにおいてはほぼレギュラーシーズンの日程通りに開催できているNFLがやはり強い。といってもかぶる以上視聴率は落ちていますが、その幅を最小限にとどめたと言えます。

対して割を食ったのがNBAで、10月にずれ込んだファイナルの視聴率は昨年から半減してしまったとのことです。
同様にMLBを割を食ったようで、ワールドシリーズの視聴率は昨年より32%減とのこと。もちろんカードによっての増減も考えられますが、ドジャースが出てきてそこまで不人気とも考えにくく。NBAはレイカーズなのでロサンゼルスの皆さんはお祭りだったでしょうけど。

観客収入も得られず、試合減で放映権料も減り、かつ視聴率も得られない。テレビ局との契約は長期にわたるとはいえ、なんとも頭が痛い話。すでにチームの売却話もいくつか聞こえてきます。
乱れたカレンダーは戻さなければなりませんが、来シーズンですぐに戻るわけでもなく。NBAでは開幕日と試合数について協会側と選手側との間に溝が生じています。

協会側は12/22、選手側は1/18の開幕を提案。もし開幕が1月にずれ込めば5~10億ドルの損失が発生すると試算されているとのことですが、交渉は長引きそう。

また、どちらを採用するにしても、来年は東京五輪があり、ドリームチームを派遣するのであればシーズンのお尻は決まっています。レギュラーシーズンの短縮は避けられない見込みです。

東京五輪の放映権はNBC、NBAの放映権はESPNとTNTで重複はしていませんが、カレンダーがかぶれば互いに影響し、喧嘩はできないのです。また、ドリームチームに限らず日本の八村塁選手などスター選手が五輪でプレーすることは最大のプロモーションとなります。

欧米でコロナ禍が収まらない中、世界のカレンダーはまだまだ乱れること必至。ほんと、大変な世の中になってしまいました。

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