年間15億ドル強。NFL日曜昼試合が争奪戦に。
アメリカの衛星放送・ディレクTVが販売する「NFLサンデーチケット」。これは日曜昼に開催される試合の放映権に該当しますが、ディレクTVは2021シーズンに切れるこの権利について更新の意思がないとのこと。
年間15億ドルという巨額のパッケージですが、時代は衛星放送からOTTへ。次に獲得が噂される業者もOTTばかりであり、ESPN+やAmazon、PeacockにDAZNの名前もあがっています。
まぁDAZNは以前から興味があると言われてきましたが、いまの状態ではかなり辛かろうという感じもあります。今後グローバル展開するボクシングに任せて、アメリカ市場はフェードアウト…というシナリオのほうが現実的かもしれません。
具体的な交渉はまだ始まっておらず、どこが有力との情報はありませんが、DAZNを除く3社はすでにNFLの権利を何らかの形で保有しており、他のパッケージを含めた争奪戦に発展しそうです。
とくにディズニー傘下のABCとESPNの連合体は熱心とのことで、NBCが保有する最大の目玉コンテンツ・サンデーナイトフットボールを狙っているとか。PeacockはNBCの傘下ですから、日曜昼は日曜夜の文字通り前哨戦となりそうです。
なお、必ずしも独占になるとは限らないとのことで、放送局とOTT、あるいは複数のOTTと非独占で契約を結ぶ可能性もあるとのこと。国民的なスポーツなだけにOTTのみへの完全移行は躊躇せざるを得ないといったところでしょうか。
それにしても15億ドルは高い。さらにつり上げられるのであればコロナの影響などもはや関係なし。シーズンがずれ込んだ他のスポーツが視聴率で軒並み討ち死にしている状況で、改めてNFLの強さが見せつけられた形です。
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