ゴルフ米ツアー、欧州ツアーと提携。
プロゴルフの米PGAツアーと欧州ツアーが「戦略的提携」を発表。欧州ツアーの映像制作を手がけるEuropean Tour Productions社の一部株式をPGAツアーが取得するほか、双方のツアーの日程調整や共同でのビジネスを行うとしています。
コロナ禍によって生き残りを図るためにさまざまな提携やら買収やらの話が出てきています。それはだいたい余力のある者がない者を食う形です。とくに業界のトップと2番手が組むというのは平時であれば独占禁止に抵触する事項かもしれません。しかしこの非常事態にあたっては成立し得るのです。
ただ、この話は単純に大が小を飲むという関係ではなく、その背後にさらなる大きな影が。サウジ資本で計画が進められているという「プレミアリーグゴルフ」。以前騒がれていた話がここにきて再燃しています。サウジの動きもまた活発になってきました。
今回の提携は両ツアーの合併を示唆するものではないとしていますが、将来的にはそうなる可能性も否定できません。
当ブログ的な観点でいうと、米ツアーの放映権はディスカバリー、欧州ツアーの放映権はIMGが販売しており、今後は一本化される可能性も。そうなった場合にはおそらくディスカバリー側に寄せられるものと考えられます。
来シーズンからすぐに変わるとは考えにくいですが、現在欧州ツアーは「ゴルフチャンネル」を経由してDAZNで配信。米ツアーはディスカバリーが運営する「GOLFTV」で配信されており、これらの動向も気になるところです。
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