米FloSportsがUCIと4年契約。自転車視聴に追い風?

北米で比較的ニッチな競技を配信しているFloSportsですが、UCI(国際自転車競技連合)が主催する大会の放映権を4年契約で獲得。自転車競技専門のサービス「FloBikes」にて配信します。

まずは冬場に盛んなシクロクロスから始まり、秋のロード世界選手権までをカバー。"exclusive"とあるので独占のようですが、FloSportsにはディスカバリーも出資者に名を連ねてるので、同じディスカバリー傘下であるGCNの動向も気になるところです。
話を日本に転じると、昨年はどこも放映権を獲得しなかった(UCIの公式YouTubeで配信)シクロクロスのワールドカップや世界選手権について、GCNで配信予定となっています。

また、UCIの放映権はIMGが代理店となっており、2017~2024年の8年契約を結んでいます。つまり、いまがちょうど中間にあたるわけです。

これらの情報から勝手に妄想しますが、GCNは日本向けの放映権でFloSportsと同様の契約を結んだ可能性があるのでは…と。

もしこの妄想が合っていれば、来年のロード世界選手権もGCNが配信?という可能性が見えてきますが…まぁ、来年秋の話をしても鬼が笑うだけですね。そっと見守りましょう。
FloSportsのプレスリリースでは今季配信したレースの平均視聴者が昨年の3.5倍になったと書かれています。シーズン中断によりサブスクリプション的には苦戦したと考えられますが、FloBikesは年間契約が基本のため甚大な被害は受けていないようです。

また関連情報として、イギリスではユーロスポーツで自転車ロードレースの視聴者が増加したという話があります。ツール・ド・フランスが約1.5倍、ブエルタ・ア・エスパーニャは2倍近い数字だったとか。感染者が増加に転じる中で、平日昼間にも開催されるロードレースは意外な人気を獲得したようです。

日本では時差の関係で夜になりますが、環境映像としても美しいだけに、もっと配信が増えればなぁ…と純粋に願っております。

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