セリエAに続け。セリエBも管理会社設立。ブンデスも?

セリエAが放映権を含むメディアビジネスの管理会社を新設し、その株式の一部を売却することで17億ユーロの資金調達を実現しました。

こうなると追随する動きが出てくるわけで、まずはセリエBです。イタリア国内ではDAZNが全試合を配信していますが、この契約は今シーズン限り。次のサイクルに向けて新会社を設立し、同様のスキームで資金調達を狙っています。
そして、ブンデスリーガにも同様の動きが出ているとのこと。アドバイザーとして日本の野村グループが付き、すでに多くの投資ファンドが名乗りをあげているとのこと。

ただし、管理するのは国外向けの放映権のみのようです。国内向けの放映権についてはすでに来季以降の入札が終わっており、今季よりも若干金額が下がります。もう放映権料のつり上げは難しく、コロナ禍によってバブル崩壊も見えてきました。

そんな中で、出資を受け入れることによって中長期的な安定収入をめざす方向に少しずつ変わっているようです。もちろん投資する側はいまなら安く買えると思っていることでしょう。
ブンデスについてはもうひとつ、放映権料をクラブに分配するルールを来シーズンから変更するという話が。成績に比例する割合を減らし、均等配分の割合を増やすとのこと。

プレミアのやり方に若干近づけたとも言えますが、これもまたコロナ禍でダメージを受けたクラブに対して手をさしのべたものと言えるでしょう。いまは共存共栄でサバイバルする時期なのです。

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