DAZNグローバル展開の合言葉は"supersizing"。
イギリスの経済紙「CITY A.M.」が、同じくイギリスに本拠を置くDAZNに関する記事を載せています。
イギリスではサービスを展開してこなかったDAZNですが、12月からグローバル展開を始めたことでイギリスでも視聴できることに。ただ、マッチルーム主催のボクシング興行についてはSky Sportsで放映されるためイギリス国内には配信されません。
料金は月1.99ポンド。イギリス以外の国ではそれ以下の金額で提供されるとのことですが、いちばん高いのにコンテンツは少ないという腰砕けな状態となっております。
そんなDAZNの社内で流行ってる言葉が"supersizing"。すなわち巨大化です。グローバル展開による巨大化もそうですが、それを下地にしたうえで特定の市場においても巨大化を目指している…と。
その特定の市場とはどこか?という話なのですが、おそらくドイツ・イタリア・スペインあたりで、日本も含まれるかどうか…といった感じです。
Jリーグという目玉がある以上簡単に撤退することはないと思いますが、それも希望的観測かもしれず、行くときはバッサリ行くかもしれません。まぁその時は出資している電通が責任を持ってなんとかするのでしょう。
気になる資金繰りについては、親会社のAccess Industriesが「非常に協力的」であるとだけコメントしており、具体的な回答は避けています。
また、イギリスらしくプレミアリーグの放映権入札に関心はあるか?という質問が出ていますが、関心はなさそうです。まぁ高すぎますし、Amazonがライバルとなると勝ち目は薄そうです。Eコマースを柱にさまざまなサービスを展開して勝負するAmazonと、スポーツに特化したDAZNでは自ずと戦略が異なります。
コロナ禍で大きなダメージを負い、軌道修正を余儀なくされたDAZN。果たして2021年は再起の年となるのでしょうか。
0コメント