GoogleのFitbit買収、1年かかって承認へ。

日本でも人気のウェアラブルデバイス、Fitbit。心拍数や消費カロリーなどを測定してくれ、最近のモデルではスマートウォッチに寄せたものも出てきておりますが、この企業がGoogleに買収されることに。

と言っても発表されたのは昨年の11月。それから1年以上にわたって買収を認めるかどうか審査が続いていたのです。とりわけ厳しいのがEUですが、ようやく承認が下りることとなりました。あとオーストラリアが残っているそうですが、EUほどは厳しくないでしょう。
Googleほどの巨大企業が買収を行えば、常に独占禁止法に抵触しないか問題となりますが、EUが特に厳しいのは個人情報保護について。世の中のさまざまなデータを収集しまくり、AIで分析しまくるGoogleが、ディープな個人情報である健康に関するデータを手に入れたらどうなるのか。

承認の条件として、広告に利用しないことがあげられています。Googleにとっては直接の収益源ですからまぁ当然のことと言えましょう。ただ、蓄積されたデータをそれ以外の用途にどう活用していくのか気になるところです。

この1年のあいだに世の中がすっかり変わってしまい、ステイホームの時間が増えたからこそ運動への関心は高まっていると言えます。FitbitはGoogleのパワーを得たことで新たな商機を生み出せるのでしょうか。

不発に終わればGoogleから損切りされる運命が待っています。まずはApple Watchの牙城を切り崩すための何かが必要となります。

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