草の根からの支援。学生たちのスポーツを止めるな。

世界最高額の放映権料を誇るNFLの話題が出た後で改めて考えると、その巨大なマネーは最終的にはスポーツ文化の発展に活かされるべきものであり、草の根の支援があってこそトップカテゴリーもまた輝きを増すことを忘れてはいけないな…と思うのです。

昨年は無念の中止となった選抜高校野球が感染対策を行ったうえで開催されていますが、同様に学生・生徒たちのスポーツ活動も維持していくことが大切です。
ということでTBSで放送されている番組「スポーツを止めるな」をあまさらながらご紹介。わずか3分の放送枠でかつ関東ローカルなのですが、YouTubeでも視聴可能です。
元ラグビー日本代表選手が立ち上げた一般社団法人が旗振り役となって進めているムーブメントなのですが、小さな枠でも地上波を確保していることはすごいと思います。

具体的な活動としてはSNSを通じたプレー動画の配信やクラウドファンディングによる大会の開催といった、まさに草の根的な活動です。これにより、直接試合を見に行けない家族や友人にも映像が届き、また進学・就職先へのアピールにもなります。

先日紹介した個人によるボクシングの配信とも通じる点がありますね。少数であっても見ている人、見せたい人に映像を届ける。その集合で価値を産み出すというのは、いわゆるロングテール型のモデルだとも言えます。
このようなモデルを志向する動きは他にもあって、NTTのグループ会社ではAIを活用したカメラワークの自動化でローコストに映像を製作するシステムや、その配信・管理のプラットフォームを提供していたりします。

こういった動きがきちんと利益になってスポーツ界に還元されるようになってくれば面白くなるはず。トップカテゴリーと草の根レベルはスポーツの両輪であり、どちらかだけで成立するものではありません。

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