NHK、スポーツ放映権料削減を公式表明。

NHKは2021~23年度の「次期3カ年経営計画」が決議されたことを発表。経費削減を進めることで、2023年度には受信料の値下げを行うとしています。

NHKのあり方についてはさまざまな意見がありますのでここでは触れませんが、当ブログ的に気になるのは当然ながらスポーツ中継ということになります。
700億円規模の経費削減を目標としており、その中にはスポーツ放映権料も含まれます。放映権料は「設備投資など固定的経費」に分類されており、150億円超の削減を予定しているとのこと。詳細な内訳まではわからないものの、数十億円規模に達することにはなるでしょう。
イギリスなどでは無料放送を義務付けているスポーツのリスト、いわゆるクラウンジュエルと呼ばれるものがあり、国民が享受する権利がある公共財とみなされています。

日本にはこうしたリストはありませんが、公共性の高いスポーツとは何かはもちろん判断材料となります。また、民間に任せても採算がとれそうかどうかも基準になるでしょう。

高額な放映権料と言えばオリンピックやFIFAワールドカップですが、公共性が高く、かつ民放だけではまかないきれないだけに、これらは残るかな…といったところです。

やり玉にあがることも多い大相撲も、民放だと連日の生中継は難しく、残るんじゃないかな…という気がします。ABEMAでも生中継はやってますから、チャネルを増やすという方向性は考えられますが。

MLBやテニスの4大大会あたりはかなり微妙な線になりそうです。有料放送のみでも成立すると言われればそれまでです。NPBやJリーグだって安穏とはしていられません。

逆に比較的マイナーなスポーツについては積極的に取り上げてほしいな…とも思います。皆さんも、NHKが放送するにふさわしい公共性が高いスポーツとは何か、ラインアップを考えてみるのはいかがでしょうか。

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