JSPORTS&GCN、自転車ラインアップを発表も…

昨年からJSPORTSと「GCNレースパス」の2社体制となった自転車ロードレース中継。両社から2021年のカレンダーが公表されています。

コロナ禍が収まらず、南半球で開催予定のレースがキャンセルに。JSPORTSでは2/2開幕のサウジツアー、GCNでは2/3開幕のバレンシアが最初のライブ中継となる予定です。なんとかスケジュール通りに開催されてほしいもの。
JSPORTSのラインアップは昨年をおおむね踏襲したもので、引き続きASO系のレースを中心にカバーしています。すでに今年の中止が決まっているツアー・ダウンアンダーとハンマーシリーズが消えているのは仕方ありません。

追加されたのはカタルーニャ、そしてハイライトのみではありますがスロベニアです。カタルーニャはASO系のレースですが、DAZNが配信を予定し直前でキャンセルされるという出来事があり、権利の所在が曖昧になってました。これであるべき姿に回帰したと言えます。

スロベニアは昨年の開催はキャンセルとなっていますが、一昨年まではDAZNで配信されていたレースであり、その流れでいけばGCNかな…と思われたので意外です。ポガチャル、ログリッチが大ブレイクした国だけにレースのステータスも上がりそう。
対するGCNなのですが、ジロなどのRCSスポルト主催レース、フランドルなどのフランダース・クラシック主催レースの名前がまだラインアップされていません。また、DAZN時代はライブ配信されていたレースがハイライトのみになっているものも多く、現状では不安を感じさせます。

RCSのレースについては他国のリストにもまだ載っていないため調整中だと考えられます。RCSの代理店はIMGでしたが、この契約は2020年までであり、今年の動向は明らかになっていません。昨年コロナ感染者が発生し途中でキャンセルとなったUAEツアー(2/21開幕)までには何かしらの発表があるものと思われます。

フランダース・クラシックも同様にIMGが代理店だったのですが、今年からInfrontに変更されたことが明らかとなりました。2028年までの8年契約です。また、アムステル・ゴールドレースの主催者とも6年契約を結んだとのこと。
すなわち、これらのレースの権利は兄弟会社であるユーロスポーツから横展開でひっぱってこれるものではないので、今後の進展を待たねばなりません。

放映権料の高騰を考えれば、JSPORTSが買い戻す可能性は高くありません。また、第3のプラットフォームが現れることも考えにくいでしょう。早く妥協点が見つかることを願います。

また、UCI世界選手権の名前もまだありません。個人的な予想として、今年は変わってもいいんじゃないかなぁ…と思っているのですが、さていかに。(こちらは2024年までIMGが契約)

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