セリエA入札進行中。放映権料つり上げなるか。

来シーズンから新たな3年サイクルが始まるセリエA。国内向けと国外向けの両方で入札が進んでいます。

もちろん狙うのは放映権料の総額の引き上げ。国内向け(現在はSkyとDAZN)については現在の年9.7億ユーロを11億ユーロに。国外向け(現在はIMG)は年3.8億ユーロを5億ユーロにするのを目論んでいるとのこと。
国内向けについてはSkyとDAZNに加え、かねてからAmazonの名前が噂にのぼっています。パッケージが3つに分かれているとのことで、最大3社が獲得する可能性があります。入札の〆切は1/26に設定されています。
DAZN、Sky、ユーロスポーツ、そしてMediaProの名前があがっています。各社の入札額は目標の11億ユーロには達していないようで、2/5から各社との折衝を行ったうえで、2/8にも結論が出そうです。Amazonは入ってないんですね…。

プレミアリーグでは2節20試合の権利を保有するAmazonですが、同様の枠組みで「3日間」の権利を希望したとも伝わっています。サブスクリプションモデルとしてはもっとも効率的な枠組みと言えそうですが、要求を満たすパッケージは存在しませんでした。

現在毎節3試合の権利を持つDAZNは、メインの座を得たいと希望しているようです。これは気合いの入りようが違いますね…

そういえばどっかのスポーツ紙でMediaproが破綻したと書いたところがありましたが、まだ破綻してませんのでご注意を。
国外向けはそれよりも早く、1/11に入札が締め切られたとのこと。14の代理店と35の放送局が興味を示したとされています。

こちらはパッケージ構成が複雑で、拙い語学力だとすべてを把握することが難しいのですが、簡単に説明します。

パッケージは57に分けられており、グローバル(1)・大陸別(4)・国および地域(52)という3つの階層が存在します。まずはグローバルのパッケージに対してリーグの希望価格を上回る入札があれば決定します。前回はIMGがグローバルの権利を獲得することとなりました。

希望価格に満たなかった場合は大陸別のパッケージへの入札へ、それでも決まらなければ国・地域のパッケージへと移っていく仕組みです。なんとも難しいですね。

で、あがってくる名前はすごいのです。代理店ではIMGやInfront、Mediapro。放送局ではDAZN、Eleven Sports、ESPNなどが挙がってます。変わったところではテニスのデビスカップを運営するKosmosという会社も。楽天の三木谷社長が個人で出資しているところですね。

でも、セリエAが希望する価格に見合った入札はなされていないという話で、すんなりとは決まらず水面下での交渉が行われているとか。こんな不透明な世の中ですんなり話が進むわけもなく……こちらはもう少し時間がかかるかもしれません。

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