炎上のIOCバッハ会長発言に誤訳との指摘。

現在の状況ではなにを書いても炎上しそうで東京五輪についてはあまり触れたくないのが本音ではありますが、個人的な思いとしては正確な情報を伝えてほしいし、五輪に携わるさまざまな関係者の視点を多面的にとらえてほしいと思う所存です。

これもまぁえらく炎上しましたが、バッハ会長が日本国民に向けて「どうか辛抱してほしい」と発言したとされる件、どうも朝日新聞の記事の誤訳ではないかという指摘が入っています。

この指摘をされたジャーナリストの森田浩之さんの視点はなかなか鋭いと感じており、今年になって書かれた五輪に関する記事4本はいずれも唸らせるものでした。時間があればすべて目を通して頂けると嬉しいです。
IOCの収入の70%以上が放映権料に依存しており、まさに当ブログが取り扱うど真ん中の範疇なのですが、収入ばかりに目を向けるのではなく、支出についても知っておくべきと考えます。これについては1年前に執筆した記事を改めて紹介します。

支出のうちもっとも多いのは大会組織委員会への支援金です。なので、IOCだけが儲かるといった言説には違和感を覚えます。無観客にしても中止にしても、900億円の予算が計上されているチケット収入が消えることは変わりません。

どんな結論に達しても損失は発生します。そして、その損失は誰かが負担しなければなりません。命が大事なのは当たり前。でもマネーだって大事。これから消えゆく巨額マネーの先にあるものは何か。だからこそ、最初に戻りますがさまざまな関係者の視点を、そして声を知りたいと切に願うのです。
このタイミングでスポンサーサイドの話が出てきたのであわせてご紹介。このムードでは活動もままならない苦悩が伝わります。とても辞退とか返金を求められる感じではなさそうです。

そういえば朝日新聞さんもオフィシャルパートナーに名を連ねてますね。編集と営業は別というのが大前提ではあるものの、率先して返金は求めないという姿勢を打ち出してみては?とも思います。

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