マイナー競技は変われるか。フェンシング&セーリング。

もし東京五輪や北京五輪が中止に追い込まれれば、窮地に陥るのはIOCから分配金を受け取っている団体です。とりわけマイナー競技の国際統括団体においては分配金の比重が大きく、維持が難しくなるところもでてきそうです。
日本フェンシング協会の太田会長は、国際フェンシング連盟の副会長でもあり、補助金の依存度が高い状況に危惧を抱いています。まずは日本のフェンシングをもっと「稼げる」ようにとさまざまなアイデアを繰り出しています。

五輪の商業主義に厳しい批判が浴びせられているこの頃ですが、稼げるようになることは必要であり、問題なのはその程度です。

ただ、稼げない競技はなくなってもいいと考えるのもまた危険です。商業主義を批判する者が、同時に自由競争による淘汰を全肯定するのは本末転倒ではないかと思います。競争と共存のバランスが必要です。
ただ、補助金を受け取る以上、その使い方には当然監視の目を光らせねばなりません。

セーリングの統括団体であるワールドセーリングは収入の4割をIOCからの分配金に頼っており、東京五輪の延期にともない財政危機に。当時の会長による無駄遣いが指摘され、会長の交代につながったとのこと。

もともと五輪には問題が多かったし、コロナ禍がなくても変わるべき点はいろいろとありました。コロナ禍はその問題を浮き彫りにするスピードを速めたと言えます。

ただ、大事なのはやはりアスリートであって、多くの人が安心して競技を続けられる環境と、その成果を発揮する場所を提供しなければなりません。そのためには当然お金も必要ですが、当初の目的を忘れた団体には遅かれ早かれ淘汰の波が訪れることになるでしょう。

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