プレミアリーグ、次期国内放映権の入札実施せず。
プレミアリーグは2022-23シーズンから始まる次期国内向け放映権のサイクルにおいて、入札を行わず現在権利を持つ各社と引き続き契約する方向とのこと。
ライブの放映権を持つSky、BT、そしてAmazon。ハイライト番組を放送している公共放送BBCがその対象となります。
本来は入札の実施が義務付けられているところ、イギリス政府が特例措置を認めるとのこと。EUだったら認める可能性は低いように思われるので、Brexitさまさまでしょうか。
コロナ禍による悪影響を考慮した措置とのことですが、コロナ禍は世の中の流れを加速させてしまい、放映権バブルの崩壊も近づけているように感じられます。そんな中でスーパーリーグの騒動も起こりました。
金額は現在のサイクルとほぼ同等の3年総額50億ポンド(約7,600億円)相当と報じられています。リーグ・アンが代理店の事情とは言え派手にやらかしたことを思うと、堅実な道を選んだのではと。
ただ、これによって新たなプレイヤーの参入を阻んだことも事実です。ディズニーだったりディスカバリーだったり、イギリスに本拠を置くDAZNだったり。高騰しきったプレミアの権利に挑戦するかはともかく、彼らにとっては文句のひとつも言いたいところかと。
DAZNについてはBT Sportの売却先として名前があがっていたりするので、そっちの方向からの寝技一発という可能性もなきにしもあらずですが…まぁ、イギリスの国内市場だけでそこまで大きなギャンブルは難しそうにもみえます。
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