開催不安の中でも東京五輪の放送編成固まる。

コロナ感染者がまた増加傾向にある中でも、東京五輪は開催に向けて進んでおります。

NHKも民放各局も開催期間の番組編成を固めてきています。もちろん報道と経営は別とはいえ、あれだけ開催を不安視してきたメディアが盛大に放送することを複雑に感じている方も多いかと思います。
国際放送センター(IBC)も稼働を開始しました。世界各国からのメディアがここを拠点に中継することになります。もちろん人数は最小限に絞られますし、ワクチンを接種するなどの対策も行われますが、選手や役員以上に多くの方が来日することになります。

国際映像はIOCの傘下であるオリンピック放送機構(OBS)が制作しますが、これだけの規模の大会をすべて自前でまかなえるわけではありません。種目によって、国際大会で実績のあるテレビ局や制作会社に外注することで世界中に映像が送られるのです。
どの競技をどのテレビ局が担当するのか、まだ具体的な情報はないので分かり次第お伝えする予定ですが、リオ五輪だとNHKとフジテレビが担当しています。

地球の裏側でも日本のテレビ局が受注しているわけですから、地元開催ではさらに多くの局が受注していてもおかしくありません。聖火リレーはNHKが製作しているようですが、民放局はどうでしょうか。

放送局は放映権料を負担する側であると同時に、このような形でIOCから利益を受けとる側でもあります。そのことはもっと明るみになるべきでしょう。

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