DAZN、地上波は敵とみなさず。

DAZN日本でマーケティングを率いているバッソー陽一郎氏のインタビュー記事です。

日本は比較的課金への抵抗感が強い国だとされており、その抵抗感を払拭するのがDAZNに限らず多くの映像配信サービスにとって壁となっています。

とくにスポーツにおいては地上波の無料放送が壁となりますが、バッソー氏によると地上波は敵ではなく、むしろ同盟国のようにとらえているとのこと。
確かに最近の戦略をみると、テレビ朝日から「やべっちFC」を引き取る形で「やべっちスタジアム」を始めたり、TBSの「バース・デイ」を配信したりしています。また、巨人戦のライセンスを得る過程で日本テレビとの関係も構築しています。

もちろんそのバックにはDAZNに出資する電通の影も見えます。経営環境が厳しく、スポーツの放映権をなかなか獲得しにくくなっているテレビ局。テレビからネットへの広告シフトが進む中で、会社としての利益を確保する戦略を迫られる電通。両者の思惑が絡む中で、DAZNはうまく立ち回る必要があります。

先日はゴルフ全米オープンもDAZNが配信しました。サッカーの日本代表戦やワールドカップなどの権利も浮いています。テレビ局にとってライブのコンテンツは重要ですが、数字がとれないと意味がない。テレビ局が取捨選択を進めていけば、捨てざるを得なくなったものをDAZNが拾う流れができてきます。

競技以外の取材力についてはテレビ局のほうが断然有利です。そのあたりでコンテンツの相互供給は欠かせないわけで、各局と友好的な関係構築が急がれるところです。

あと、この記事では日本の契約数が「推定150万件以上」となっているのが気になりました。それだとまだまだ損益分岐点にはほど遠い気がしますが…うーん。
最後にバッソーさん、申し訳ないのですが初めてお聞きした名前です。2019年5月にDAZNに移籍されたとのことで、前職は外資系の広告会社だそうで。いろんな人材が集まってきますね…

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