競輪からKEIRINへ。「PIST6」10/2開幕。
昨日に続いて自転車の話題。こちらはトラック競技となります。
10/2から新しい競輪である「PIST6」が、旧千葉競輪場跡地に新たに造られた「TIPSTAR DOME CHIBA」で始まります。
簡単に言えば、競輪ではなくKEIRINです。国際ルールに準拠したフォーマットで開催されます。すでにガールズケイリンも国際ルールに近い方式となっていますが、会場も国際標準である250m木製バンクとなります。
木製バンクは先の東京五輪の会場となった伊豆ベロドロームがすでにありますが、ギャンブルとしての競輪のレースを開催するのはこちらが初めてです。
車券はネーミングライツの購入者でもある「TIPSTAR」の独占販売となり、レース中継もTIPSTARのみで行われるとのこと。つまり、競輪でありながらも従来のシステムでは購入できず、SPEEDチャンネルでは観られないことになります。
当面は無観客での開催ですが、今後観客を入れるようになっても車券売り場は設けられないとのこと。
新しいことを始めると反発も予想されますし、競輪の年齢層は残念ながら非常に高く、文字通りのオールドファンが多数を占めます。それだけに、思い切って競輪とKEIRINを切り離し、ギャンブルとスポーツも切り離して再定義しようとしているようです。
TIPSTARはミクシィが運営しており、ミクシィはTIPSTARを「スポーツベッティング事業」と定義しています。これは既存の公営競技をスポーツベッティングと言い換えたものですが、将来的なスポーツベッティング解禁を見据えたものであることを隠しておらず、前向きな発言を繰り返しています。
公営競技はIT企業の支援を受けることによってかつての低迷を乗り越えました。ソフトバンク系列のオッズ・パークが先鞭をつけ、楽天やサイバーエージェント(WINTICKET)なども続きました。
この成功体験を拡げていきたいと考えるのは企業としては当然かと思います。もちろんギャンブルに対するアレルギーも相当強いことが予想されますが、健全なイメージをどこまでアピールできるのか。他の企業も注目しているものと思います。
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