【追記あり】米NBC、YouTube TVと決裂か。
【追記 10/1 19:00】
直前で短期間の合意が成立し、いったんチャンネルの停止は避けられたとのこと。引き続き交渉が続けられることになります。
アメリカのネットテレビ大手であるYouTube TVと、NBCユニバーサルの契約が9月末で切れます。延長交渉が不調とのことで、どうやらNBC系列のチャンネルの供給がストップすることになりそうです。
本記事の公開から数時間後の予定であり、事態は刻々と変化する可能性がありますので、動きがあれば追記します。
CATVの契約を切り、ネットのみに移行したいわゆるコードカッターと呼ばれる人たちにとっては、サンデーナイトフットボールなどの視聴手段を奪われることになります。
YouTube側は月64.99ドルの料金を10ドル値下げすることを表明。移行先としてNBCが運営するPeacockを案内していますが、Peacockはテレビチャンネルを代替するものではありませんので、視聴できるコンテンツには違いがあります。
言うまでもなくYouTubeはGoogleが運営しているわけですが、Googleであってもコンテンツホルダー相手に強気で交渉できるとは限りません。
NBC側はPeacockをYouTube TVにバンドルすることを要求しているとされます。対して、Google側は他の競合サービスと同等の扱いを求めているのだとか。
ネットテレビの競合だと、例えばHulu
Live TVはディズニー傘下ですし、Fubo TVにはディスカバリーが出資してますし、他のOTTサービスとも何かしらのつながりがあります。Googleは独立性に価値を見いだしているようです。
NBCは今季のスーパーボウルの放送局でもありますし、事態の収拾が望まれるところではありますが、コンテンツ側とプラットフォーム側の駆け引き、そして巨大資本たちの綱引きは今後もさまざまなところで発生することでしょう。
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