勝利宣言?JLPGAの発表を振り返る。
既報の通り、来年からJLPGAがツアー全試合の放映権を一括管理することが決定していますが、改めてJLPGAの公式発表を取り上げることにします。
ここで大事なのが、これまでの経緯を振り返っていること。2017年から足掛け4年でここまで来ました。それでもまだあちこちで火種はくすぶっているのですが、いつまでも交渉を続けていたら何年かかっても決着はしなかったのでしょう。
JLPGAのやり方が強引だったのかは今後明らかになっていくものと思いますが、少なくともどこかで区切りをつける必要はありましたし、出血が伴う決断は人気があるうちに下さねばなりません。
2018年に出されたプレスリリースも改めて振り返りますが、法的に明確な定義があるわけではない放映権とは何かを明示したことが大きな一歩と言えます。JLPGAが持つ所属選手の肖像権と、大会主催者が持つ施設管理権(撮影機材の設置を認める権利)を合わせたものが放映権だとしたわけです。
ですから、両者がそれぞれ譲歩しないと放映権の一括管理はできません。もしくは、JLPGAが自ら大会主催者となる道もあり、今後はその方向をめざしていくことになります。
一括管理されると何が変わるのか。いちばん分かりやすいのはネット配信による生中継の実現ですが、映像の管理がやりやすくなることも大きな効果です。また、外国に放映権を販売する道も開けます。
韓国ツアーの事例を取り上げた記事を紹介しておきます。おそらくJLPGAも韓国の事例は注視しているでしょうし、今後渡航制限が緩和されていけば、選手の往来も増えていきますので共働も考えられます。
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