コロナ禍を経てUNIVASのいまは。

コロナ禍のあいだにすっかりその存在を忘れてしまった…と書くと大変申し訳ないのですが、UNIVASの動向を全然追いかけられていませんでした。

ちょうど先日、BS11でUNIVASを取り上げた番組が放送されていました。2/18までオンデマンドが公開されているのであわせて紹介しておきます。

報道ライブ インサイドOUT 第1・3金曜版/「学生スポーツを救え!再興への鍵」

毎月第1・第3金曜日は、ジャーナリストの岸田雪子が、月曜~木曜日で扱う政治・経済・国際問題や安全保障といった硬派なテーマにとどまらず、子育て・教育・カルチャー・スポーツなど、身近なテーマを生活者目線で取り上げ、分かりやすくかつ 週末を迎える視聴者がホッと一息つけるような、明るい未来志向のスタンスでお送りしていきます。<br/>新型コロナウイルス感染拡大により大きな影響を受けている大学スポーツ。練習や大会は中止、新入部員の勧誘も満足に出来ないという事で、2019年以降、6割を超える競技において選手やスタッフの数が減少したという統計も出ている。さらに近年、パワハラや薬物問題などの不祥事が相次ぎ、従来の体育会文化の改善も叫ばれている状況。そんな課題が山積する中で、これまで縦割りで管理されていた大学スポーツを横断的につなぐ組織として創設されたのが大学スポーツ協会、通称・UNIVAS(ユニバス)。大学スポーツ界のガバナンスを立て直し、本来の魅力を発信していく事がそのミッションだ。番組では「大学スポーツ協会」の創設に関わり、現在協会の専務理事を務める大学スポーツ再興のキーマン・池田敦司(いけだ・あつし)さんにその課題と対策について聞く。

BS11オンデマンド

コロナ禍によって大学スポーツにも空白期間ができてしまい、当初のスピード感はなくなってしまったのですが、それでも徐々に環境は整えられつつあるようです。auやマイナビといったスポンサーもつきました。
当ブログ的に気になっていた動画配信も、新たに「UNIVAS Plus」というアプリが立ち上がっています。まずは質よりも量をカバーすることが大事かと思います。

映像があれば、プレーする学生の姿をまずは家族や友達に見てもらうことができます。本人は就職活動などに活用できるかもしれません。プロなどのスカウトも見ることでしょう。アーカイブを持つことがまずは力になります。

インフラ的にはau(KDDI)の支援を受けているようです。KDDIはスポーツブルにも出資してますし、メディア面でも協力を得られるでしょう。メジャーでなくてもロングテールで収益化をめざす、ある意味インターネットらしいサービスに育てばいいなと思います。

昨日はMBSとスポナビの対談を取り上げましたが、スポーツ中継のロングテール化は確実に今後のカギとなるでしょう。
もちろん課題は山積みです。詳しくは以下に紹介する記事に丸投げしちゃいますが、NCAAを模範とするのであれば、まず必要なのはガバナンスであり、専門的な知識を持つ人材を各組織や大学に配置していかねばなりません。

アマチュアスポーツだから運営もアマチュアでいいのか、という問いは今後もさまざまな場で問われていくかと思います。

当ブログ的には派手な話題が飛び交うプロスポーツの話題をどうしても取り扱いがちですが、草の根レベルの強化があってこそトップレベルも輝くということを忘れてはいけないと改めて肝に銘じます。

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