セリエA、中東の権利者決まらずYouTube継続。

セリエAは中東で現在行っているYouTube配信を拡大すると発表しています。現在は毎節5試合が対象だったものを全試合に。また、毎節1試合はアラビア語のコメンタリーを付けるとのことです。

咋シーズンまで中東向けの放映権を持っていたbeIN Sportsが撤退。今シーズンからの新たな権利者が見つからず、暫定的にYouTubeでの配信となっています。
こうなった背景には当然サウジマネーの問題があるわけで、セリエAは海賊放送・beOutQの排除に力を入れなかったこと、またサウジでスーペル・コッパを開催していることにbeIN Sportsが不満を示しました。

なので、今シーズンは暫定的な措置ということになっているのですが、実態としてはやはりサウジの影が見え隠れします。アラビア語のコメンタリーはリヤドにあるスタジオで製作されるとのことで、今後もサウジ依存が強まっていくのでしょう。
サッカーのみならず、さまざまなスポーツで攻勢をかけるサウジマネーの存在は、ある者にとってはチャンスであり、またある者にとっては脅威となります。

もちろんサウジが抱える人権問題を忘れてはいけません。目の前に出されたまんじゅうを食べるのか。世界のスポーツ関係者が問われています。

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