ラ・リーガ国内放映権にDAZNが加わる。

ラ・リーガのスペイン国内における放映権の入札結果が発表され、現在も権利を保有しているTelefonica(Movistar)と、新規参入となるDAZNが落札しました。

Telefonicaは毎節5試合と、さらに3節分の全試合(計205試合)の権利を獲得。DAZNは残りの試合(175試合)を獲得しています。

現在権利を保有するもう1社である、Mediapro系列のGolは今回落札できませんでした。また、Amazonの入札も噂されていましたが、こちらも落札できなかったようです。
期間は2022-23シーズンから5年間で、総額49.5億ユーロ。前回は3年間でしたが、放映権バブルに陰りが見え、またコロナ禍のダメージもあり期間が長くなっています。プレミアも次期サイクルは6年間になっています。

前回の金額は報道によって若干違いが見られるのですが、3年間で29.4億ユーロとのこと。年額換算で9.8億→9.9億になった計算なので、微増と言うべきか横ばいと言うべきか。少なくともバブル崩壊は免れたようです。

DAZNが国内リーグの放映権を獲得するのは、Jリーグ(全試合)、セリエA(全試合)、ブンデスリーガ(一部試合)に続いてのこととなります。

あくまでこの話はスペイン国内の件であり、日本での放送には関係がありません。日本の権利の入札はまた別に行われることになりますが、同様に5年サイクルに切り替わる可能性は考えられます。
ラ・リーガの放映権料は、ご存知の通り一部がCVCキャピタルに入ることになります。CVCは19.94億ユーロを投じて、ラ・リーガのメディア管理会社の株式8.2%を取得することが承認されました。この金額は反対票を投じたバルサ、レアル、ビルバオなどを除くクラブに配分されることになります。

今回の入札で放映権料の下落はひとまず避けられた形にはなりますが、ラ・リーガが長期にわたってリーグの価値を維持し続けられるかは今後の努力しだい。目先のマネーか、それとも未来のマネーか。どちらが得になるのかはまだ分からない状況です。

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