FIFA、W杯隔年開催で44億$の収益増と試算。

ワールドカップの隔年開催案を押し進めているFIFAは、隔年開催によって得られる収益が4年間で44億ドル増加し、総額114億ドルになるという試算を公表しました。

その一方で、この案を継続審議とし、採決を見送っています。早くとも来年3月以降になる見込みです。
すでにWLFによる試算が発表されており、世界の主要40リーグとUEFAのクラブ大会(CL,EL,UCL)に生じる損失額は年間で50~85億ユーロに達するとしています。

以前書いた記事でFIFAも試算を出すべきだと書いたのですが、出てきたのでよかったです。まずは数字が揃わないと議論が発展しません。
かたや4年間で44億ドル、かたや1年で50億ユーロ以上ということで結構な差がありますが、FIFAはこの増収分から35億ドルの基金を創設し、加盟各国の協会に分配する考えを示しています。あからさまな票集めなのですが、経済格差を埋めるという提案はやはり多くの国に刺さるものです。

世界のフットボールのカレンダーを大きく塗り替えるこの提案はひとまず越年となります。来年はとにかく議論してほしい。

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