イレブンスポーツも値上げ発表。

日本ではプロ野球二軍戦をメインに配信しているイレブンスポーツは、有料プランである「プロ野球プレミアム」の料金改定を発表しました。2月から月額1,078円→1,595円になるとのことで、値上がり率は50%近くに達します。

値上げの理由としては「これまで多くのご利用者さまから頂戴したご要望を踏まえ、新しいコンテンツや配信環境の向上を図るため」と説明されています。

『イレブンスポーツ プロ野球プレミアム』料金改定のお知らせ

01月24日 04:55 バッカニアーズ <試合終了> ラムズ 有料 01月24日 08:30 チーフス <試合終了> ビルズ 有料プロ野球ファーム公式戦を中心としたスポーツライブ動画配信サービス『イレブンスポーツ』を展開するEleven Sports Network株式会社は、プロ野球ファーム公式戦ライブストリーミングサービス『イレブンスポーツ プロ野球プレミアム』の料金を改定いたします。2019年に無料での配信サービスを開始した後、2020年には有料サービスとして月額1,078円(税込)にて提供しておりましたが、2022年2月1日(火)より、「プロ野球プレミアム」の月額利用料を1,595円(税込)に改定いたします。これまで多くのご利用者さまから頂戴したご要望を踏まえ、新しいコンテンツや配信環境の向上を図るため、この度の価格改定を決定いたしました。2月からは春季キャンプ、そして3月からは、これまで同様に9チームのファーム公式戦ライブ配信に加えて、選手追いかけカメラ(毎月5試合から10試合を予定)、選手インタビュー、3軍の試合配信などの新規コンテンツを展開していく予定です。イレブンスポーツは今後も、これまで視聴する機会の少なかったコンテンツをプロ野球ファンの皆さまにお楽しみいただける機会を創出してまいります。<新料金適用の詳細:月間プランをご利用中の場合> ・金額  旧)月間1,078円(税込)⇒ 新)月間1,595円(税込) ・改定日時  2022年2月1日(火)以降、最初の請求日より(今後の請求例) 【毎月1日が請求日の場合】 2月1日:1,595円(税込)にて請求 3月1日:1,595円(税込)にて請求【毎月26日が請求日の場合】 1月26日:1,078円(税込)にて請求 2月26日:1,595円(税込)にて請求おすすめ動画49ers@パッカーズ|2021 ディビジョナルラウンド<見逃し配信>ベンガルズ@タイタンズ|2021 ディビジョナルラウンド<見逃し配信>スティーラーズ@チーフス|2021 スーパーワイルドカード週末<見逃し配信>スティーラーズ@チーフス|2021 スーパーワイルドカード週末<見逃し配信>ベンガルズ@タイタンズ|2021 ディビジョナルラウンド<見逃し配信>

イレブンスポーツ

二軍戦は独自にカメラと中継車を派遣し、実況もつけています。製作コストを抑える代わりに試合数を確保する戦略です。当初は無料配信を行っていましたが、その後有料課金を開始し、現在に至ります。

ニッチなマーケットでもオリジナルコンテンツを数多く持てば、それが力となります。経営事情まではよく分かりませんが、この価格でも多くのファンがついていくとの狙いで戦略的に設定しているのでしょう。
Eleven Sportsは海外発のサービスではありますが、日本では独自の発展をしています。ただ、全体の戦略としてはニッチ狙いだと言えます。参入する国がニッチな場合と、国は大きいですがコンテンツがニッチな場合があり、日本は後者に該当します。

前者の代表としてはやはりベルギーリーグの放映権を獲得したことでしょうか。ベルギー国内だけでなく、国外向けの権利も持っていますが、日本では独自に配信することなくDAZNにライセンスしています。大々的に勝負するのは得策ではないといったところでしょうか。
先日のプレミアリーグの入札の件でも触れましたが、Eleven Sportsは東南アジアへの進出を進めており、昨年11月にはタイと香港でサービス開始。今年に入ってマレーシア、インドネシア、シンガポール、ブルネイ、フィリピンの各国でもサービスを開始しました。

タイでは国内リーグの放映権をめぐっていろいろあったことを思い出しますが…結果的には自社でサービス展開することにしたという感じでしょうか。

サッカーの動画配信プラットフォームであるMycujooを買収したことも記憶に新しいところで、巨大資本と正面衝突しない戦い方もあるわけですね。

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