DAZN、値上げ正式発表。先行投資のフェーズ終わる。

昨日(1/25)にDAZNの価格改定が正式発表されました。メディア向けのオンライン説明会も開催されましたが、質問多数で時間オーバーとなり、回答しきれない質問が出たとのこと。これらは今後フォローされる予定なので、しばらく記事が出続けるのではないかと思います。

また、ヘルプのトップページからも詳細な案内ページへのリンクが貼られたことを確認しています。

価格改定ならびに新プランのお知らせ - DAZN

DAZNは2016年8月のローンチから、2021年8月をもちましておかげさまで5周年を迎えました。 2017年からは明治安田生命J1、J2、J3リーグの全試合配信、2018年にはプロ野球11球団配信を開始。海外サッカーではプレミアリーグの独占配信をはじめ、ラ・リーガ サンタンデール、セリエA、ベルギーリーグ、スコティッシュ・プレミアシップなど日本人選手が多く活躍する人気コンテンツも積極的に獲得。 マルチスポーツではF1™のみならずF2、F3も完全配信、FIBAやWTA、ボクシングなども充実しており、さらにはUEFA女子チャンピオンズリーグ、Yogibo WEリーグと女子スポーツコンテンツも拡充しました。そして2021年秋にはAFCチャンピオンズリーグ、AFCアジア予選やAFCアジアカップなど日本代表戦を含む14のアジアサッカー連盟(AFC)主催大会の権利と、この5年間で国内外の多くのプレミアムスポーツコンテンツを日本のスポーツファンにお届けしてまいりました。 ライブコンテンツはもちろんのこと、『やべっちスタジアム』などのライブスポーツエンタテイメントショーやドキュメンタリーなどのオリジナルコンテンツにも注力し、配信コンテンツの数は2016年ローンチ当初の1,500以上から2021年には12,000以上と約8倍となり、配信時間総数もおよそ82万時間から2.2億時間と約270倍と大幅に増加しております。 また、すべてのスポーツファンの皆様により良いスポーツ視聴体験を提供すべく、サッカー主要試合のスタッツや選手情報などが表示される機能や、ユーザー間で試合を一緒に楽しめるグループ観戦機能などプロダクトの改善に常時努めております。お客様のライフスタイルに見合った決済方法の拡充やパートナーの皆様とともに、DAZNをより多くのスポーツファンに、より早く、より簡単にお届けするために、ローンチ当初より努力してまいりました。 そして2022年、DAZNはさらなる成長を遂げるべく、新たなステージを迎えます。 スポーツファンのみなさまにさらなるプレミアムなスポーツ視聴体験を提供するために、2022年2月22日(火)より月額料金を1,925円(税込)から3,000円(税込)に改定することをお知らせいたします。DAZNの料金改定は2016年ローンチより今回が初めてとなります。 また、ライフスタ

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同時にDAZNから2021年のファクトシートも公表されています。昨年視聴者数の多かったコンテンツは1~5位を日本代表戦が独占。トップ10では日本代表戦が6試合、プレミアリーグが3試合、Jリーグが1試合という内訳になっています。

DAZNファクトシート vol.5 2021年におけるユーザー視聴動向及び施策の振り返り - DAZN

スポーツ・チャンネル「DAZN(ダゾーン)」は、2021年の視聴動向や配信コンテンツ、ビジネス面のアップデートを、DAZN ファクトシート vol.5としてまとめましたので、お知らせいたします。 【ファクトシート vol.5 トピック】<No.1 SPORTS DESTINATION としての軌跡>■グローバルサービスとしての成長2016年のサービスローンチより5年が経ち、サービス提供の範囲も当初4カ国だったものが200以上の国と地域まで拡大しました。配信コンテンツ数はグローバルで約8.5倍増え、その内日本での配信数は約12,000となり、2016年比で約8倍となりました。グローバルでの総ストリーミング時間は10億時間近くまでのぼり、その内2.2億時間以上は日本でのストリーミング時間となり、これは2016年比で約270倍と大幅な増加となっております。また、スポーツ好きを対象に行ったアンケートではサービス認知度が72%、購買意欲が20%と業界でトップとなりました(※2021年12月時点、当社調べ)。 コンテンツ拡充に伴いユーザーのみなさまの視聴動向もより定着したものとなり、ユーザー一人当たりの平均視聴時間は年間98時間に達し、ローンチ時の約4.7倍で過去最長となりました。 ■DAZN Japan ライブコンテンツ視聴ランキング2021年の視聴ランキングでは、アジアサッカー連盟との長期契約に合意し放映を開始したAFCアジア予選 -Road to Qatar- の日本代表戦各試合が上位を占めました。海外サッカーでは南野拓実選手(リヴァプール)、冨安建洋選手(アーセナル)の注目度も高まり、プレミアリーグの視聴数が飛躍をみせました。*ライブ+キャッチアップ(見逃し配信)+ハイライトの視聴数の集計となります*配信日は日本時間表記となります★競技別視聴動向DAZNにおける、Jリーグファン・プロ野球ファン・F1™️ファンの数は2021年に過去最高の数字を達成しました。 <明治安田生命Jリーグ>2月26日(金)に行われた明治安田生命J1リーグ2021シーズン開幕戦、川崎フロンターレ vs 横浜F・マリノスの一戦が、明治安田生命Jリーグコンテンツにおいて過去最高の視聴数を記録<プロ野球>・11月7日(日)に行われたクライマックスシリーズ・ファーストステージ、阪神タイガース vs 読売ジ

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当ブログではプレミアリーグの来季以降の放映権について入札が始まったことをお伝えしましたが、期せずしてタイムリーなものになってしまいました。今季で契約が切れることは分かっていますから、当ブログ的にはそんなに大きな話題ではなかったのですが…。

入札の結果は近日中に明らかになりますが、多くの方にとって今後DAZNとの契約を続けるか、また年間プランに移行するか否かの大きな分かれ目になるものと思います。

展望は難しいですが、とにかく入札ですからDAZNを上回る金額を提示できるところがあるかです。Amazonも候補にあがるかもしれませんが、そうなるとプライムビデオも値上げか?などと考えてしまいます。かつてのソフトバンク(スポナビライブ)のような伏兵は現れるのでしょうか。

もちろん、欧州CLの放映権を持つWOWOWに期待する向きもあるでしょうが、値上げなしでプレミアと両立させるのは厳しいと思われます。結局のところ、どこが獲得したところで最終的に負担するのはファンなのです。
アメリカではNBCが6年で総額27億ドル(年4.5億ドル)の巨大契約を結びました。従来のおよそ3倍となります。アメリカでは2026W杯を控えサッカー関連の放映権料が高騰している事情があるのですが、入札である以上強力な競争相手が現れれば金額は際限なく上がっていきます。

DAZNが支払っている放映権料はほとんど公開されておらず、Jリーグの年間およそ200億円という数字のみが目立っていますが、もしプレミアが高騰すれば、今回の値上げ分をかなり埋めてしまうことにもなりかねません。
昨年9月の時点で契約者数は170万件程度との報道があります。また、損益分岐点は300万件程度とされています。

契約者数はW杯予選の配信で若干増えた可能性がありますが、値上げによる離反と相殺されることになります。損益分岐点は数十万件下がりそうですが、あとひと押しが足りないといったところで、黒字転換にはさらなるテコ入れが必要となるでしょう。

いずれにせよ、値上げが適用されるのは2/22からですので、それまで情勢を探るのがよいかと思います。当ブログでも役立つ情報が出てくればお伝えしていきます。
最後に、DAZN for docomoについては今回の発表の対象外となっています。これはあくまでドコモのサービスですから、然るべきタイミングでドコモが判断することになるでしょう。

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