【追記あり】Apple、MLBの配信でスポーツ参入。

Appleは、恒例となっている新商品発表会において、MLBの試合を「Apple TV+」でライブ配信することを明らかにしました。

金曜のナイトゲーム2試合が対象で、ライブ配信はアメリカだけでなく日本を含む8か国で視聴できます。

また、北米限定で24時間配信のチャンネルを開設し、平日夜にはハイライトの番組を配信するとのことです。

当面はサブスクリプションの登録が不要としており、アプリさえ入れていれば無料で視聴できるものと思われます。
Appleが配信する試合についてはアメリカのローカル局では放送されません。日本ではNHK、J SPORTS、SPOTV NOW(SPOZONE改め)がMLBの放映権を持っていますが、おそらく日本では適用されませんので、例えばエンゼルスの試合がApple独占に…といったことにはならないかと思われます。

ただ、ご存知の通りMLBは現在労使交渉が紛糾しているため、今シーズンの開幕が遅れている状態です。せっかくの発表に水を差したことは否めません。
Appleの参入は以前から噂されており、昨年限りでESPNが放送を終了した月曜および水曜の全米中継枠の後釜になるのではと言われてきました。

しかし、蓋を開けてみると金曜日。ここには現在全米中継枠はなく、近年ではTwitterやFacebookなどが配信したことがあります。

MLBは自らのストリーミングサービス「MLB.tv」を持っており、全試合のライブ配信を行っています。ですから、Appleとしては付加価値を提供する必要があり、北米以外での権利獲得につながったようです。
Appleのスポーツ参入はこれで第一歩が踏み出されました。続くコンテンツが注目されることになります。NFLの「サンデーチケット」はAmazonやディズニーなども名乗りを上げており、年間20億ドルを超える規模での争奪戦が予想されています。
【追記 3/10】
Appleの契約は7年間で、年額8,500万ドルと報じられました。

また、ESPNが手放した月曜と水曜の試合についてはNBCが獲得。2年契約で年額3,000万ドルとのことです。

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