WBSC、博報堂とパートナーシップ契約。

野球とソフトボールの統括団体であるWBSCは、博報堂DYメディアパートナーズとのパートナーシップを発表。2028年までの7年契約で、WBSCが主催するワールドカップの日本における権利を取得しました。

夏の甲子園のあとに開催されるU-18ワールドカップがもっとも知られているかと思いますが、U-23など他の年代別大会や女子も含まれます。

いわゆるフル代表に該当する大会はWBSCだとプレミア12、またMLB主催のWBCがありますが、今回の契約の対象ではありません。

WBSCが日本の大手メディア企業の博報堂DYメディアパートナーズと 野球ワールドカップ長期放映権パートナーシップの提携を発表

世界野球ソフトボール連盟(以下:WBSC)は博報堂DYメディアパートナーズと本日、日本における複数年にわたるベースボールワールドカップ®パートナーシップを発表致しました。 2028年までの7年契約により、博報堂DYメディアパートナーズはU-23、U-18、U-15、U-12と女子のベースボールワールドカップを含むすべてのWBSCベースボールワールドカップの日本でのメディア権を独占的に取得します。このパートナーシップは、WBSCとその商業部門であるBASE International S.A.による共同の取り組みによって実現致しました。WBSC会長のリカルド・フラッカーリは、「WBSCは、日本で非常に影響力があり、私たちのスポーツをよく知っている尊敬すべきメディアエージェンシーである博報堂DYメディアパートナーズと引き続きパートナーシップを結ぶことができたことを誇りに思います。博報堂DYメディアパートナーズは2012年からWBSCのパートナーとして信頼を得ており、我々の組織とこの世界的なスポーツと両方に対する貴重な貢献を高く評価しています」と述べています。「複数年にわたるパートナーシップは、日本において野球がスポーツとしてNo.1の地位である事と、ベースボールワールドカップのように、それぞれのカテゴリーで世界最高の選手達が参加するトップレベルの国際野球、そして日本代表チームが戦うプラットフォームの重要性が高まっていることを反映しています」と述べています。博報堂DYメディアパートナーズスポーツビジネス局長の岩佐克俊は、「世界的に有名なこのイベントで、WBSCとのパートナーシップを継続できることを大変光栄に思います。野球が最も人気のスポーツである日本において、WBSC Baseball World Cup® (ベースボールワールドカップ)は、各世代の"侍ジャパン" と呼ばれる未来のスターが活躍する舞台です。我々の革新的なリソースを活用し、主要放送局と協力して、この最高峰のイベントをネクストレベルに引き上げることを目指します。」と語っています。WBSCと博報堂DYメディアパートナーズは2012年にU-18ベースボールワールドカップで初めて提携しました。

wbsc.org

博報堂の名前が放映権ビジネスで出てくるのは珍しいので取り上げてみましたが、日本向けに限定された話であり、電通が行っているビジネスとはスケールが違います。

電通についてはいろいろ思う方がいるかと思いますが、国内で海外向けビジネスが展開できる代理店が出てくることが大切ではないかと思います。
プレミア12については、いまは亡きMP & Silva社が代理店でした。次回は2023年開催予定となっていますが、その際に博報堂の名前が出てくるとまた面白いことになりそうです。

ただ、コロナ禍で延期されていたWBCも2023年に開催予定となっています。国際大会のカレンダーはまだ流動的です。

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