仏Canal+、リーグ・アン放映権で大損。

リーグ・アンのフランス国内における放映権は、80%をAmazonが保有。残り20%はBeIN Sportsが保有し、Canal+にサブライセンスしています。

Canal+はこのサブライセンス契約の解消を求めてBeIN Sportsを訴えていましたが、この度敗訴したと報じられています。

Amazonが支払う放映権料が年間2.5億ユーロであるのに対し、Canal+は3.3億ユーロを支払っているのです。この逆転現象はなぜ起こったのでしょうか。
2020-21シーズンから始まった新たな放映権サイクルにおいて、落札したのはスペインの代理店・MediaproとBeIN Sportsでした。権利を逃したCanal+ですが、その後BeINとサブライセンス契約を結び、なんとか放送を維持します。

しかし、コロナ禍によってMediaproは大きなダメージを追います。そして、リーグ・アンを放送するために新たに設立したチャンネルは価格設定の高さから契約数が伸びず、1年ももたずに壮絶な爆死を遂げたのです。

Mediaproが放棄した権利は再度入札にかけられ、今度はAmazonが落札しました。Canal+とBeINは残り20%の権利も再入札するよう訴えましたが却下されます。

年間3.3億ユーロという金額はMediapro参入によってつり上げられた数字でした。再入札を求めるのはもっともです。この時点ではCanal+とBeINは共闘関係にあったのです。

しかし、昨日の友は今日の敵。Canal+は2023-24シーズンまである契約を短縮したいとBeINに申し出て決裂。今回の訴訟は、割高となった放映権の押し付け合いだったわけです。

この結果、Canal+は渋々リーグ・アンの放送を続けざるを得なくなったわけですが…さてこの話、いったい誰が悪いのか。コロナ禍も絡み、なんとも救いようがない話となってしまいました。

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