ジロ中継、Jスポで中断もGCNは耐える。
5/10に開催された自転車のジロ・デ・イタリア第4ステージで、生中継を行っていたJ SPORTSの映像が中断するトラブルが発生したとのこと。
残り35km付近で国際映像が届かなくなり、5km付近で復活したそうで。これがゴールまで長引いていたら大変なことになっていました。
自転車ロードレースは大自然を相手にするだけに映像が途切れることは珍しいことではなく、中継側も時間をつなぐトークに長けていますし、視聴者側もある意味慣れております。
しかし、この出来事はいつもと若干事情が異なるようです。というのも、同時に中継していたGCN+のほうでは映像が途切れなかったのです。
大変長らくお待たせしました🙇♂️🙇♀️
— J SPORTSサイクルロードレース【公式】ジロ・デ・イタリア開催中🇮🇹 (@jspocycle) May 10, 2022
単独先頭フアン・ロペス(TFS)、追走オルダーニ(AFC)、その後ろにケムナ、タラマエ、リームライゼ、モニケ、ファンセヴェナント
Cycle*2022 ジロ・デ・イタリア 第4ステージ
【Àvula 〜 Etna】
〜J SPORTSオンデマンドでLIVE配信中〜#Giro #jspocycle pic.twitter.com/BO8TsEydig
GCN+のほうでは残り距離などを表示するテロップが出ないというトラブルが発生したのですが、映像は流れていました。
J SPORTSは国際映像を衛星回線で受信したうえで中継しており、おそらく衛星回線のトラブルかと思われます。一方GCN+はユーロスポーツと映像を共有しており、またOTTサービスですから衛星ではなくインターネット回線で映像を伝送しています。
この違いによるものと言えそうですが、テロップが消えた件はうまく説明できません。テロップを付けるシステムと国際映像を送信するシステムが同じ系統にあって、揃って落ちてしまったということでしょうか。
また、この場合ユーロスポーツにはテロップを付ける前の映像が送られていたことになりますので、どんな仕組みになってるのか興味深いものがあります。
ジロ・デ・イタリアの主催者であるRCSスポルトは、来年から映像製作についてEuro Media Group(EMG)と3年契約を結んだことを発表しています。
現在の国際映像は公共放送のRAIが製作していると理解していますが、それも今年限りとなりそうです。EMGはツール・ド・フランスなども製作している会社なので、来年からはジロの映像もツール並みのクオリティを期待できるかと思われます。
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