【速報】F1、アメリカの放映権はディズニー(ESPN)が維持か。Netflixは見送りへ。
アメリカにおける来年からのF1放映権争奪戦は、Netflixの参戦が伝えられたことでも大きな話題となっていましたが、現在の権利者であるディズニーが引き続き契約するという報道が出ています。
2023~2025年の3年契約で、放映権料は年間7500~9000万ドルと伝えられており、現在の年500万ドルから大幅な増額となりました。ESPNは当初7,000万ドル、F1の主催者であるリバティ・メディアは年1億ドルを要求していたとされますので、双方妥協した形です。
放送はESPNが中心となり、一部のレースはABCで無料放送されます。またストリーミングのESPNでも何レースか配信されることになりそうです。
ストリーミングの扱いは今回の争いでひとつのポイントとなっています。AmazonやNetflixに権利を販売すれば、テレビからストリーミングへの全面移行となります。また、F1は独自に「F1 TV Pro」を運営しており、アメリカ国内でも視聴可能です。こちらの収益との兼ね合いも考えねばなりません。
Netflixは金額で折り合いがつかなかったそうですが、Amazonはリバティ・メディアの要求に見合った年1億ドルのオファーを出していたとのこと。これにはテレビへのサブライセンス権が含まれており、テレビ中継が完全に消滅することにはならなそうですが、それでも移行する決断は下せなかったことになります。
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