【速報】買収の噂2件。DAZN→Eleven、Viaplay→Premier Sports

偶然なのか必然なのか。同日に買収の話が2件出てきました。

まずはDAZNがEleven Sportsと買収交渉を行っているという記事。イギリスのFinancial Timesが報じています。もうひとつはViaplayがPremier Sportsと買収交渉を行っているという記事で、こちらはBloombergが報じています。

いずれも有料記事なので、下記に紹介するリンクは元の記事を引用したものになります。

DAZNとEleven Sportsは面白い組み合わせだとは思うのですが、ある意味哀愁を感じさせます。両社とも本拠であるイギリス市場で成果をあげられなかったという共通点があります。タイなど東南アジア市場でもうまくいっていません。両社については書きたいことが山ほどあるのですが、それは正式決定したらまた書きましょう。

スウェーデンに本拠を置くViaplay(NENTから社名変更)は、今年中にイギリス市場への参入を表明しています。Premier Sportsを狙ったのはコンテンツ増強のためでしょう。最近だとネーションズリーグ等の権利をめぐって両社が絡んでいます。

Premier Sportsは日本だとJ SPORTSのようなスポーツ専門局にあたりますが、テレビのチャンネルを確保していることもひとつの強みになります。とくにイギリス市場ではまだストリーミング一本では苦しいということでしょう。他にも買収に興味を示すところがあると書かれてますので、今後激しい買収合戦に発展する可能性もあります。

ストリーミングサービスの競争は日々激化しています。物価上昇がユーザーの財布の紐を固くし、一人が契約できるサービスは多くても3個くらいか。そうなると、その3個の枠に入れないサービスは今後淘汰されていくことになります。今後もこういった再編話は続くでしょう。