無料と有料の線引きは。タイBLブームに学ぶ。

スポーツとは離れますが、今回はいわゆる「タイBLドラマ」の話。現在タイBLの出演者が来日しており、8/27,28に横浜で「GMMTV FAN FEST」というイベントが開催されています。


GMMTVというのはタイBL人気に火をつけた「2gether」などの作品で知られるタイのエンターテインメント企業です。

2年前にタイのサッカー放映権の話とセットにした形でタイBLの話を取り上げたのですが、この2年間で日本でのブームもだいぶ定着してきたようです。


その一方で、これまではYouTubeを通じて無料で視聴できていた作品が、日本上陸にともなって次々とジオブロックされてきた…という経緯をたどっており、スポーツとエンタメの違いはあれども、無料で集めた視聴者をどのようにビジネスとして刈り取っていくのか、同様の苦労があるのだな…と感心して見ております。


GMMTVはテレビ朝日と提携し、今回のイベントもテレ朝が主催者として名を連ねています。また、テレ朝が運営する配信サービス「TELASA」ではGMMTV作品を積極的に配信しています。


日本での権利が買われた作品はジオブロックされることになり、日本で放送・配信が開始されるまでは一時的に視聴できない状態となります。もちろん翻訳などの作業が入るのでタイムラグは避けられないのですが、それが長引くとファンの反感を生むことになります。現在はスピード感も上がってきているようで、2年で環境がずいぶん変わったなぁ…と。

このブームを解説した記事を共同通信(47NEWS)が掲載しているのですが、最後に書かれている研究者からのコメントを最後に紹介しておきます。どこまでを無料にして、どこからを有料にするのか。ジャンルは違えど悩みは尽きません。


 タイではテレビ放送後の作品を動画投稿サイトで無料公開し、広告料で収益を得るのが一般的で、著作権上の問題がない。手軽にどこでも見られる状況が、世界に人気が広がった理由でもある。
 ところが最近はタイBLの人気が高くなったばかりに、日本企業が有力なタイ作品の日本での放映権を「青田買い」するようになった。そのため、タイでは無料で見られるのに、日本では有料放送に加入しないと視聴できないドラマ作品が増えている。石川助教は「この状況が続くとコアなファンはお金を払ってでも見るが、新規ファンが気軽に見始める機会は減少する。今後は裾野を広げるための工夫も必要となりそうだ」と話した。

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