サウジ、2030W杯招致へ。エジプト・ギリシャと共催案。

先日はサウジアラビアが五輪招致を目指しているという話をちらっと書いたのですが、タイミングよく(?)今度はFIFAワールドカップの招致話が報じられました。エジプト・ギリシャとの共催で2030年大会に立候補する可能性が伝えられています。オリンピックは早くても2036年ですから、こちらのほうが早いですね。

2030年に向けては、ヨーロッパからスペイン・ポルトガル、南米からウルグアイ・アルゼンチン・チリ・パラグアイがそれぞれ立候補を表明しています。サウジなどの提案は大陸をまたがっており、複数の大陸での共同開催となれば初めてのケースです。


サウジはエジプトとギリシャに対してインフラ整備の支援が期待されているとのこと。いやぁ、そこまでやりますか…という感じです。単独開催だとカタールから8年しか経っておらず、イメージ的にも他の大陸を巻き込んだということでしょうか。

サウジのスポーツ進出を「スポーツウォッシング」として批判している人権団体・アムネスティもさっそくこの話題に反応しており、ワールドカップ開催はありえないことだと評しています。スポーツウォッシングについて改めて説明すると、サウジの抱える人権問題をスポーツのイメージによって「洗い流す」ことを意味しています。



昨年にはサウジとイタリアによる共同開催なんて報道もありました。イタリア・スーパーカップがサウジで開催されるなど、両国の関係が接近していること。それによってカタールのbeIN SportsがセリエAの放映権から撤退したことなどは以前の記事にも書きました。


この時にもエジプトの名前があがっており、インフラが不十分であることがネックだと書かれているのですが、この案がスケールアップして戻ってきたことになります。今度は立候補表明までたどり着けるのでしょうか。

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