ラ・リーガ女子、審判団のスト終了で週末開催へ。

審判団のストライキにより開幕節の全試合が中止に追い込まれたラ・リーガ女子ですが、待遇について合意に達したと報じられています。これにより、今週末の第2節は予定通り開催される見込みです。

CSD(政府スポーツ上級委員会)が介入して進められた交渉は月曜に始まり、水曜に決着しました。日本のメディアだと審判団がラ・リーガ男子と同じ待遇を要求した…なんて話が載っていたようですが、これはおそらく誤報だと思います。実際に要求していたのは年額50,000ユーロでした。ちなみに男子の審判は1部で30万ユーロ、2部で15万ユーロだとのこと。

それに対して、リーグを運営するLPFFが提示していたのは25,000ユーロだったとのこと。今回の合意ではこの25,000ユーロという金額は変わらないのですが、それに加えてCSDが年間35万ユーロを今後3年間にわたって拠出することが決まりました。この資金は審判が引退後に支払われる年金の原資として活用されます。

また、サッカー協会(RFEF)も同じく35万ユーロを拠出し、こちらはLPFFを通じてクラブに分配されるとのことです。

DAZNスペインのYouTubeチャンネルでは、どうやら開幕節の試合を無料で配信していたようです。ジオブロックがかかっていないため日本からも視聴できます。選手たちはピッチに現れたものの、審判団が姿を現さず、試合が中止になるまでのようすがそのまま配信されています。もちろん中継スタッフも準備していたわけですからね…この損失はどこが補填することになるのやら。おそらくRFEFが拠出した資金が割り当てられるのでしょう。