来季F1は24戦開催。モナコは存続も特権失う。

F1は2023年のカレンダーを発表。史上最多の24戦が開催される予定です。


今年は23戦が予定されていましたが、ロシアGPが中止となり22戦に。来年は中国GPとカタールGPが復帰し、ラスベガスGPが新規開催。その一方でフランスGPは外されました。


FIAとチームが結んでいる協定(新コンコルド協定)では25戦まで開催可能と定められているようですが、ここまで来ると2週連続は当たり前。3週連続の開催も組まれており、だいぶ無理があるような気もします。それでも開催を希望する国は絶えることなく、南アフリカやコロンビアといった名前もあがってきています。

中東やアメリカの開催が増える一方で、伝統的なサーキットでの開催は減りつつあります。サーキットが老朽化し、年々厳しくなるF1の安全基準に沿った改修が難しくなっているという事情もありますが、やはり問題なのはマネーです。


F1の象徴とも言えるモナコGPも聖域ではなくなりました。モナコが消えるのではないかという噂は以前にもくすぶっていましたが、開催契約を3年延長し、2025年まで開催されることが決まっています。その代わり、これまで与えられてきた「特権」が剥奪されることになりました。


もっとも影響があるのは、これまで減免されてきた開催権料です。これまでは他のヨーロッパで行われるGPの約半額にあたる年1,200万ドルだったものが、同水準に引き上げられるとのことです。

これまで映像製作は地元のテレビ局が行っていましたが、来年からはF1の公式映像を作成するチームに移管されるとのこと。上記の記事では、今年の予選で起こった出来事について触れられています。予選でペレス選手がスピンしたシーンを逃したということですが、確かにハイライト動画の4:30頃を見てみると、ペレス選手のマシンの挙動がおかしくなった直後に画面がスイッチされているのが確認できます。

他の「伝統的な」グランプリもお尻に火がついています。同様にカレンダーから消えるのではと噂されていたベルギーGPは、1年限りの契約延長となりました。日本GPは2024年まで契約していますが、もちろんその先の保証は何もありません。

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